talblo(タルブロ).comをフォローする

購読して頂けると記事を更新したときにプッシュ通知が届きます。

iPhone・パソコン・ガジェット

コロナ禍での世界旅行。マイクロソフト フライトシミュレーター2020

今日はフライトシミュレーターの話です。

カルチャーショックを受けるぐらいすごかったので、書かせていただきます。

つい先日マイクロソフトのフライトシミュレーターが14年ぶりに発売されました。純粋なゲームはあまりやらないですが、ラジコンのVRCやシミュレーター系は大好きです。

14年の歳月ということで昔からのファンは待ちに待ったという感じなのでしょうが、

今回のフライトシミュレーターはとんでもなく地球全部丸ごと入っています。

詳細なGoogleアースそのものがオープンワールドゲームになった感じです。

よくまあ移動が難しくなったこの時期にこんなものを出したなと思うのですが、youtubeにたまたま流れてきた動画を見てすぐ買ってしまっていました。

このソフトの開発に至った経緯を読んでみると、マイクロソフトのクラウドサーバーAzureにフランスのAsobo Studio持つ技術を組み合わせたプロジェクト。あの天下のマイクロソフトも内部だけでなくいろんな会社とタッグを組んでいることにびっくりです。 その容量2.5ペタバイト 1015バイト

ちなみに ギガは109バイト なのでとんでもない画像を2Dから半リアルタイムで3Dレンダリングしているのですが、そこの根幹技術を担ったのがオーストリアのベンチャーBlackshark.ai 

衛星写真から地形を作り出すというAIテクノロジーによって 今回のプロジェクトが生まれたそうです。

半リアルタイムというのは空港など詳細が必要な建物は人力で作っているところもありすべてがフルでレンダリングされているわけではないのですが、この辺のつなぎ技術が素晴らしくプレーヤーとしては全く気になりません。

航空力学的なものも普通なら14年前のフライトシミュレーターがベースと思いきやAsobo Studioが設計したものだそうです。 ここはマイクロソフトじゃないことにびっくり。何だかマイクロソフトサーバーの会社みたいですね。

まあとにかくすごいので見てみてください。

リアルとシミュレーターの画像の比較です。

www.youtube.com

インターネットにつながっている状態だとAzure側のシミュレーターのサーバーから3Dモデルデータがリアルタイムでストリーミングされます。

今回のゲームはこの実写に近い世界を自由に飛べます。

それも地球全体全てが再現されています。

詳細は  4gamer.netさん読んでみてください。

www.4gamer.net

日曜日は子供が塾で1日時間があったので 1時間のつもりがずっと飛んでました。

空を。

1日何時間もゲームにはまることはないのでびっくりです。

ゲームというか地理的知的好奇心のような感じです。

先日買ったゲーミングPCのおかげではあるんですが、

よく旅先をドライブすると、地理が頭に入ってきませんか?

助手席に乗っていてはなかなか地理感が掴めないんですが….

これと同じ現象が飛行機を操縦してその国を飛ぶと、同じ様になる。

街が形成された様子が手に取るようにわかります。

国の発展を俯瞰でみるというか。

f:id:talbotbuy:20200825202027j:plain

トレーニングや着陸チャレンジや様々な遊び方ができるのですが、

面白いのは左上のレペゼン地球です。

f:id:talbotbuy:20200825161435j:plain
地球をぐるぐるまわし、全ての空港、どの場所からでも飛ぶことができます。着陸と離陸を設定し勝手にツアーを組むことも可能です。

左下のスライダーで日の当たりかたもコントロール

飛行機もジャンボジェットから複葉機までありとあらゆる飛行機を選べるのですが、

ジャンボジェットだと高度が必要なため街を眺めれないのと、ゆっくりセスナで飛んだほうがいろいろ観察できます。

私のお気に入りはこのICON A5という飛行機

f:id:talbotbuy:20200825021539j:plain

美しい機体なのですが、何が素晴らしいかというと

着水できます。

f:id:talbotbuy:20200825021725j:plain

裏から見ると船のような構造になっています。

www.youtube.com

コロナ でどこも行けない夏は予想していなかったので、本当に昨年夏にバリ旅行に行っておいて良かったなと思ったのですが、やり残したことがありました。キンタマーニ高原から見た絶景、バトゥール湖に飛行機で降りてみたい。

(過去ブログ)

バリの話 2 バリの世界遺産って一体どこ? ウブド キンタマーニ高原 バトゥール山 バトゥール湖 編 – talblo 良いもの+ひとりごと

f:id:talbotbuy:20200825022139p:plain

実際には絶対できませんが、フライトシミュレーターなら簡単です。

クリックして数十秒で世界遺産群 バトゥール湖上空です。

f:id:talbotbuy:20200825022315j:plain

めっちゃ美しい。 飛びながらため息です。

これがリアルタイム3Dレンダリングだなんて…  天気は現在の現地の状態も選べますし、天気、雲、時間 自由自在に変更可能です。

f:id:talbotbuy:20200825022548j:plain

このようにただ飛んでいるだけでも美しく….時間が経つのですが、下にある建物は全て実在するものです。

おっさんの夢 実現しました。

標高1031m  バトゥール湖 に着水です。

f:id:talbotbuy:20200825022708j:plain

水の表現も素晴らしく、冷たささえ感じます。 本当に実写みたい。

飛行機も水でぷかぷか揺れています。

すげーなこれ。

f:id:talbotbuy:20200822225227p:plain

次は

ちょっと憧れのボラボラ島に飛んでみました。

f:id:talbotbuy:20200825023036j:plain

ボラボラ島周りをぐるぐる回ることで

f:id:talbotbuy:20200825023121j:plain

よく旅雑誌に出てくる水上コテージの位置関係がわかりました。

島の外側なんだ….

f:id:talbotbuy:20200825023236j:plain

美しすぎる…

なんなんだこの島は海の色も全く違います。

とりあえず着水。

f:id:talbotbuy:20200825023643j:plainf:id:talbotbuy:20200825023607j:plain

気持ちいい。 なんだこの癒やされる感覚は….

f:id:talbotbuy:20200822225227p:plain

次どこ行こうか?

ウユニ塩湖 ボリビア

f:id:talbotbuy:20200825175243j:plain

見渡す限り真っ白。

f:id:talbotbuy:20200825023854j:plain

とんでもない広さで

取りあえず着陸。塩湖なのでタイヤ出しました。

f:id:talbotbuy:20200825023823j:plain

飛行機で飛んでみるとサイズ感がわかります。

f:id:talbotbuy:20200822225227p:plain

こうやって着水ばかりしていると、おっさんの中に良からぬ妄想が生まれてきます。

プールに着水できんじゃないの?

そうだ シンガポールだ

インスタ界隈でキラキラしている場所だ….

水着でキャッキャはしゃいでいる場合じゃね

おっさんは飛行機で降りる。

早速シンガポール上空

f:id:talbotbuy:20200825024152j:plain

目標が見えてきました。

f:id:talbotbuy:20200825024251j:plain

そう

マリーナベイサンズの屋上プールに着水できないかと思ったわけです。

f:id:talbotbuy:20200825024342j:plain

真ん中の高層ビル群から少し離れたところに建設されているのがわかります。

来たー

f:id:talbotbuy:20200825024610j:plain

ダメだ

f:id:talbotbuy:20200825024942j:plain
高度が合わない……..

3回試して失敗しました。

これ多分上手い方だと100パーセント着水できます。

このシミュレーターの素晴らしさは、マリーナベイサンズの屋上プール飛行機で着水するというおっさんの中2病的トライの中でも、シンガポールの湾岸の雰囲気や街の広がり方や発展の感じなど、土地勘が頭に入って来ます。

この後グランドキャニオン、ドバイ、イグアスの滝などいろんなところを観光してきました。いやーすごいぞこのソフト。

f:id:talbotbuy:20200825203149j:plain

地球のデータが丸ごと遊べて、7450円です。

おなじみの計算をすると、

ICON A5(飛行機)=2400万円

片道金額の安い料金で考えると、バリ10万 ウユニ塩湖20万 ボラボラ島20万 シンガポール5万

もうここだけで2455万円必要です。 飛行機の着陸費用や燃料代など考えるともっと差が…….

何が言いたいかというと、

つまりこのソフトは実質タダ。

フリーソフトです。

正直こんなプライスレスなシミュレーターあったでしょうか?

人力でやろうとすると、地球全体を3Dモデリングなんて途方もない時間がかかりますが、ほぼAI + 主要建築や空港のみ人力モデリングです。

2兆本の木々も、再現されていたり、データが取りにくい箇所は生態系による地域分布からマッピングされています。

気象データも大学機関からの各国の気象データがリアルタイムで集められており、雲の高さ風速はリアルタイムにアップデートし続けられています。 大気中の水蒸気の量によっても光に影響与えるため夕焼けの光り方も変わります。

是非開発者のインタビュー読んでみてください。

AIがもたらす新しい扉に感動しました。

久々に技術革新に対して頭をガツンとやられた衝撃です。

いくらお金持ちになって自分で飛行機買っても、世界中あちこち回れないですし、今後解像度がさらにupすると、コックピットからの眺めよりシミュレーターの眺めの方がいい世界がきっときます。

VRゴーグル版も出るみたいなので、VRゴーグルの解像度が肉眼と変わらなくなると、本当に現実感が増します。

AIが環境や景観を自動生成して、人間が気持ちよいと思う楽園的な空間を作ることも可能になるだろうし、本当にマトリクスみたいな世界が意外と近くまできているなと思わせるゲームでした。

環境に関して言えば

先日買った10万円のゲーミングノートで解像度をhighにしても全くカクつきません。

残念ながらMacではできませんが、

こんな世界が広がるなら20万円あれば、一つをmacbook air 一つをwindowsのゲーミングノートPCと振り分けることも選択肢としてありなんじゃないかと。 動画制作など重たい作業をゲーミングPC。webブラウジングやメールなどの仕事をmac book airと振り分けることでかなりのコストパフォーマンスです。 当たり前ですがmacで10万円でこのグラフィック性能は到底無理です。

 ゲーミングPCのことを書いた過去記事も是非

talblo.com

コントローラーはこのパソコンにx boxのコントローラーを指すだけ。 特に設定必要なしです。

 我が家は廉価版のこれです。 コレで十分

ソフトは windowsにsteamアカウントを作り、そこでフライトシミュレーターをダウンロードして遊んでいます。

 高解像度で地球全体をシミュレートした、フライトシュミレーターが10万円のゲーミングパソコンでさくさく遊べるというのも、少し昔から考えたらとんでもない事なのですが、2020年でここまで来たなら、あと10年後一体どうなるんだろうかと?

 実は飛行機以外にもやりたいことがありそれは車。

24歳ぐらいの時にアメリカでマスタングのオープンカーレンタルしてサンタモニカからシリコンバレー、サンフランシスコ、ヨセミテなどぐるぐる回ったり、アメリカの地道を車で走ったのが強烈な体験として残っています。それをPCの中でやりたい。

アメリカ全土のマッピングはクルー2というゲームでできるみたいなのですが、リアルシミュレーターとして色んな車でその国をドライブするのが夢です。フランスをシトロエンで走って、石畳がこんなにも多いからやっぱりこのサスペンション必要なんだとか….

もう確実に老人ホームでVRゴーグルつけてブガッティベイロンでかっとばすおじいちゃんはそこまで来ています。 僕らの老後は楽しみでしかありません。

なのでフィジカルよりも頭がしっかりしているということのほうが重要視されそうです。最近フィッシュオイル食べてます。

健康があっての頭なのでどっちも大切なのですが….

世界中旅することができなくなった今、コロナ禍でこのようなソフトがマイクロソフトから出るのは、陰謀論者から見ればビル・ゲイツの陰謀だ! みたいになるかもしれませんが、純粋に素晴らしく、未来を感じる素敵な体験でした。

もしwindowsでシミュレーターの動作環境がある方は、是非旅に出てみてください。ソフト自体は英語ですが、このご時世youtubeにいくらでも操作方法の解説が出てますので、ほんといい時代になりました。 これは長く遊べるゲームだと思います。

ご参考ください。