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【ガチ冷却】M.2(エムドットツー) SSDの衝撃 Hyper Disk X 【NVMe】

今日は久しぶりにデジタルガジェットのお話です。

多分動画などガンガン編集されている方には今更感がある商品なのかもしれませんが、2.5インチ外付けSSDでも十分事足りていた私にとって、この使い心地は衝撃でした。 今日はそんなお話です。

今までSSDといえば軽くて持ち運べるこのタイプを使用していました。

中に入れているSSDはtrancendのひと世代前ぐらいのタイプで

書き込み 460 Mb/s 読み出し530MB/s の性能のものになります。 

今現行で売れているCrucialのもので

書き込み 510Mb/s 読み出し560Mb/s なのでそこまで差はないかと思います。

普通の人ならこの性能で十分足りていたはず。昔のHDに比べて圧倒的に速いです。 やっぱり SSDはすごいなーと。

これを踏まえてこの実験データを見ていただきたいのですが、この上の写真のフリスクみたいなのがM.2(エムドット2)SSDなんですが この圧倒的な速さすごくないでしょうか?

78GBと 少しヘビーな大量のデータを書き込みしたところこのような差になりました。usb-c接続です。

4K動画だと2時間分ぐらいの容量になります。

それまでの感覚としては 小さいものは遅い という感じでした。 

例えばこれ USBメモリーとか

小さくなればなるほど、大容量のデータを転送すると熱を持ち極端に遅くなります。 最初の30Mbぐらいはサクサクなんですが1Gbとか急に遅くなりだします。 

なんとなく雰囲気で小さいものは使えないというイメージでした。

ただこれ。ほんとフリスクぐらいしかありません。

2層構造になっていて、このようにずらすだけで中が確認できます。

開けてみました。

半分で2つに分かれるのですが、片方に入っているのがM.2 SSD 片方に入っているのが冷却ファンです。

一見プラスチックケースに見えますが、フルアルミです。 それを片方の冷却パートによって完全冷却する構造です。

今入っているのはLexarの512GB NM520 なのですが、これがM.2 SSDと言われるものです。高速伝送に対応したNVMeモデルなのですが、この規格のSSDであれば 様々なものに交換可能になります。

問題はM.2 SSDの性能なんですね。

これ書き込み 1000 Mb/s 読み出し1650MB/s です。

私の2.5インチSSDが 書き込み 460 Mb/s 読み出し530MB/s なので書き込みは倍、読み出しはほぼ3倍の性能になります。

M.2 SSDでもNVMe接続 (通信プロトコル)でないと高速になりません。

一般的なM.2 SSDの利点

● SSDより小さい
● データ転送が高速 NVMe接続 (理論上は40Gbps ちなみにSATA3は6Gbps)
● 様々なサイズがある

一般的なM.2 SSDの欠点

● NVMe接続モデルは発熱しやすい
● 高温になると性能が低下 (サーマルスロットリング保護機能 70度から75度で発動)

今回のHyperDisk XのM.2 SSDも熱を持ちやすいNVMeモデルなのですが、大容量の書き込みに発生した熱もファンで排出されます。ファンで冷却するためにサーマルスロットリングにも引っかかりにくいです。 なので熱による速度低下がかなり改善される仕組み。 ファンもほとんど音を感じません。 感覚的には普通のUSBメモリーに大量にデータ移動したときの方が発熱します。

このNVMeという接続規格なのですが、なぜこんなに注目されているかというとSATA接続に限界が来ているためです。 SSDのポテンシャルはもっとあるのに接続方法がボトルネックになっていた。そこで出てきたのがこの規格になります。

もう一度このケースに入っている品番を確かめると

2242という文字が見えます。 これは22mm幅で長さ42mmという意味。 PCIeというのはマザーボードとやり取りする接続規格なので NVMe対応ということになります。

M.2 と PCIe と NVMeってなに?

何度も出てくるM.2という言葉ですがこれはSSDの接続端子の規格の名称。 PCIeは接続の方法の名前で(Peripheral Component Interconnect-Express)マザーボードに挿すメモリなどもこの接続方法。 NVMeは(Non-Volatile Memory Express) 通信の決まりごとで、コマンド処理をするためのキュー(データの出し入れにリスト構造で保持するもの)が1つではなく6万以上もあります。 

● M.2 接続端子の規格の名称 (端子)
● PCIe 接続の規格  (接続方法)   ※今までのIDEやSATAはこれにあたります。
● NVMe 通信プロトコル (通信の決まりごと)

M.2 接続端子のPCIe接続のNVMe通信が 最速ということになります。

ついでに接続速度の歴史も

IDE

IDE (Ultra ATA/33) ・・・33MB/s、0.33Gb/s
IDE(Ultra ATA/133) ・・・133MB/s、1.33Gb/s

SATA

SATA・・・150MB/s、1.5Gb/s
SATAⅡ・・300MB/s、3Gb/s
SATAⅢ・・600MB/s、6Gb/s

PCIe

PCIeのNVMe・・・ 最大 4000MB/s、 40Gb/s

NVMeがかなり速いことがわかります。

なのでこのケースに入るM.2 SSDを購入するには サイズ的に2242 を選ばないといけません。 あとPCIeでないと今回お話する性能が発揮できません。SATAのM.2がお安く売られているためそれを買うと普通のssdと性能差はあまりないです。 この辺ご注意ください。 一般的なサイズは2280です。Makuakeで売られているHyper diskのもう一つ上のサイズ110mmに対応するSSDサイズは22110になります。

このような凹みに

右のポッチが挟まるため。 機構としてもすごく理にかなっている構造をしています。

接続の爪が折れそうですが すべてアルミなので強度は問題ないです。

今回のSSDケースはMakuakeで購入できるのですが、Amazonなどでも様々なケースが売られています。ただ、ファンによるガチ冷却システムがあるのはこのケースだけなので、動画などの容量の大きいデータを頻繁に移動される方は M.2のNVMe高速接続の恩恵を受けてながら冷却できるので、Makuakeでケースだけでも購入して、中を自由なM.2 SSDを入れ替えてもいいですし、メーカー推奨のSSDが入っているタイプを買ってもいいと思います。 そんなに大量のデータ転送しない方は、ファンのないタイプでもいいかと思います。

caseだけの価格を見ても今の割引のMakuakeのお値段なら ガチファン冷却がついていますので、amazonで売られている製品と比べても性能的にお買い得だと思います。

また、caseだけ買って安いSSDをamazonで買おうと思ってもこのケースに対応した短い2242 サイズのM.2 SSDだと15000円ぐらいします。Lexarのだと512GBで9000円ぐらいで購入できるのですが、品切れみたいで売ってません。Makuakeでは同じ価格でケースも付いてくるので、一緒に買っても損はないかと。同じM.2 SSDでもSATA接続対応タイプは安いので今回のような性能はでません。そこだけ購入の際ご注意ください。長いタイプのNVMe接続のものは他にも色々あるので探してみてください。 特にNVMeの2242サイズがない。

とにかくびっくりするぐらい転送速度が速いので是非体感してみてください。 もっとびっくりするのは読み出し速度です。 正直これを使い出すと2.5インチSSD戻れなくなります。 更にUSBメモリーも使えなくなります。 是非 ガジェット好きな方 ご参考ください。