デロンギとの出会い
今まで避けて通っていたデロンギです。
正直見て見ぬ振り。
そう 電気代が高いイメージ。
デロンギがおうちにあるだけで、あー電気代、気にされない方なんだなーと思ってしまいます。
きっと車のガソリンもハイオクなんでしょう。そんな羨望の眼差しで斜めから見ていたのがデロンギなんです。
このようなオイルヒーターは機密性の高いお家でないと機能しなかったり、禁断要素がたっぷり。
なので使う人を選ぶ、万人向けではないヒーターそれがデロンギです。
じゃあなんで買ったの?という話になるんですが、仕事部屋、いつもエアコン暖房をかけているのですが、加湿器、加湿できてないんじゃねーか問題というのが発生していまして。
8畳の部屋だとエアコンの風が直に座ってるところまで届いてしまいます。これは後ほど説明しますが….
鼻炎持ちなので乾燥した空気は特によくない。もちろん温度を下げて稼動すればいいんですが、
やっぱり乾燥して喉が痛くなったりする….
本当は毎日走ったりして、自分の免疫力を高めればいいんですが、エアコンのせいにしてみます。
エアコン以外の良い方法なんかないのかな?と価格comを眺めていたところ、
デロンギが4位!!
売れ筋商品のランキングであの問題児デロンギが4位です。4万円ぐらいするのかなと思いつつこのデロンギならお値段もお安めです。
調べてみると、
HJ0812は2015年good design賞もとった新機種で、
今のデロンギのデジタルではない
24時間タイマー付き。新デザインのマニュアルモデルです。
このマニュアルモデルというのが男心をくすぐられます。
かっこいい。
8畳から10畳の部屋に対応です。
デロンギなら遠赤ヒーターと違ってエアコンみたいに部屋を暖められます。
買ってみました。
自信あふれるラベルが…
空気を汚さず、乾燥しにくい暖房。
そう。
こういうことができるのは君しかいないから買ったんです。
足も可愛く折りたためられています。さすがのgood design賞商品です。
足回りもいい感じ。タイヤがほとんど見えません。デザインこだわっています。
すこしここで 我が部屋の問題点
こんな感じ。わかりますかね? 8畳ぐらいの部屋でエアコンをつけると、
加湿器で空気を湿らせる前に、エアコンの乾燥した空気が椅子まで届いてしまいます。
下向きに風を変えようが風速を考えると、あっという間に自分のところえ。加湿器をエアコンの前に移動しても、混ざるという前に風が届く。
机の場所を変えろ! と突っ込まれるかもしれないですが。窓からの光を考えると、やはり移動できない…
小さい部屋では同じ問題を抱えている方も多いと思います。
電気代のことは少し置いておいて、
とにかく乾燥しない暖房器具を一度体感してみようと、仕事部屋用に買ってみました。
これで喉が痛くならないかなー。
さて実験です。
8畳の部屋にしてのデロンギの位置はここです。窓際。
問題が1枚ガラスの窓。
部屋の片面上下全面です。
築年数が古いマンションに住んでいるため、最近のマンションのような断熱2重ガラスではなく熱効率の悪い普通の1枚ガラス。更にアルミサッシです。
なので部屋の熱は40パーセントここから逃げていく部屋です。
こんな熱効率のお部屋でデロンギ仕事してくれるんでしょうか?
マニュアル通り、窓際にデロンギ置いてみました。
この方が部屋全体があったまる+窓際の冷気をシャットアウトしてくれるそうです。
床は絨毯です。
デロンギを窓際に置くことで、デロンギから上昇する温かい空気が、窓からの冷気をシャットアウトするなんてなんか素敵です。
日本列島に張り巡らされた高気圧みたいです
頼もしい。
吐いた息が白くなる外気温3から5度ぐらいで、実験してみました。
果たしてこの部屋が1200wのデロンギであったまるんでしょうか?
結果
電源入れて5分もすると本体がだんだん熱くなり、フィンから上昇気流を感じられるようになります。
15分すると部屋から張り詰めた寒さがなくなりました。30分すると温かさを感じられるぐらいに。
でも部屋はまだ温まっていません。
1時間、完全に部屋温まりました。で、嬉しいことに熱い。
マックスパワーが6なのでそれを4ぐらいに下げて丁度いい感じ。
こんなに熱くなるの…..
なんといいますかお風呂の43度のお湯追い焚きの感じです。 エアコンではお風呂で追い焚きしたときの体の芯から温もる感じが体感できないのですが、オイルヒーターは芯から温もって冷めにくい。 同じ部屋の温度でも質が全く違う感じがします。
当たり前ですが、空気も乾燥することなく完璧です。
陽だまりが家の中にある感じ。
みなさん電気代が高くても買う理由がわかりました。
あー禁断の扉を開いてしまった。
これが売れている理由か…後に戻れません。
机の下も寒くないので、部屋全体があったまっている証拠かと思います。
それか窓からの冷気がデロンギの上昇気流に遮られて、
机の下に入ってこないのかもしれません。
とにかく部屋の下部の温度が高い。デロンギの温度が高いため、自然のサーキュレーターのような循環が生まれている感じがします。
なんだろうこの居心地の良さは。
当たり前ですが、ほんの少し加湿してやるだけでOK。
あと部屋が冷めにくいんです。
ドアを開けて出てまた入っても急激に部屋が冷える感じがしません。
何人か出入りしてもです。
電気代の事を全く考えないとすると、今年のベストバイにいきなりランクインしそうな買い物です。
電気代を計算してみる
とりあえずMAXで使った場合の電気代を見てみます。
9時から夜12時までフルに使うとして12時間
だいたいカタログでは8時間ですが… 容赦なく使います。12時間1ヶ月使うと考えて計算してみました。
消費電力:1200w
使用時間1日:12時間
使用日数:30日
1kWh単価: 31円 (東京40A契約従量電灯B契約)
=15624円
うゎ つまりMAXフル稼働すると月15000円ぐらい電気代がかかるという感じ。
でもこれは買う前に予想していたこと。
買ってからわかったことがあり、実際にはこんなにかかりません。
それはサーモスタットが働くということ。
デロンギは立ち上げの1時間はサーモが働かないので一気に1200W使います。
しかし部屋があったまると、よく電源が切れています。デロンギであったまった部屋は、頻繁にドアを開けない限り、冷めません。
デロンギの方も、一度あたたまると、ちょっとずつ追い焚するように電気を使います。
これ。サーモスタット 6とかにしておくと8畳の部屋は暑くなるので、5とかで十分。
あともう一つテクニックがあり、それがこのスイッチ。
最初の1時間だけは1200WでMAX運転させて、部屋を暖め、このスイッチを切れば、
両方稼働 1200w
左のみ稼働 700w
右のみ稼働 500w
と
どんどん追い焚運転の電力を下げれます。部屋が温まっていたら、右の500wのみの稼働でいけます。
500W追い焚運転でサーモスタットが効かない状態で1日12時間運転で計算してみると、
消費電力:500w
使用時間1日:12時間
使用日数:30日
1kWh単価: 31円 (東京40A契約従量伝統B契約)
=5580円
一気に5000円代になりました。
なので一番効率の良いエアコンで部屋をあっためてから、デロンギを追い焚運転的に稼働させると、
乾燥しない快適な部屋の出来上がりです。
デロンギであっためた空気は冷めない。
これが本当買ってみてわかったこと。電気料金計算はここ使ってみてください。
タイマーについて
これがあの家電文化遺産の24時間タイマーです。
私も初めて使います。
ドキドキ。話は飛んでしまいますが、エアコンの頭の悪さにいやけがさしたことございませんか?
特にうちのエアコンは一番安いやつなのかもしれませんが、onタイマーとoffタイマーどちらかしか設定できません。
1時間後に消して、6時間後につけてという、簡単な設定ができないんです。
本当は自分でiPhoneで温度グラフ書いて適応させたいぐらいなんですが….
いずれそんな家電も出てくるともうのですが、この辺が未だに未熟ですね。
でこのデロンギの24時間タイマーは古き良き名品です。
15分刻みのスイッチをon offするだけで、好きなタイミングで時間を設定できます。
上の写真のすべて内側に入っている状態が、すべてONです。
最初の駆動時に(コンセントをさした時に)今の時間を三角形の矢印にダイヤルを回すだけ。そこからの24時間がスタートします。
コンセントを抜くまでずっと時間はキープされます。
例えばこの設定。
朝6時から電源を入れて10時に切ってね
夕方18時から電源を入れて24時に切ってね
こんな感じで簡単に指定できます。
エアコンにも欲しい。
上位機種のデロンギはこの辺がすべてデジタルになっているのですが、
さらにON OFFだけの機種もあるので、注意が必要です。
このHJ0812は2015年発売の新デザイン+マニュアルモデルなので
これは最高の組み合わせなのではないでしょうか。
買ってみて思うこと。
電気代を下げるためのテクニックは必要ですが、一度デロンギの質のいい陽だまりのような暖房を経験すると、
もう元には戻れません。
遠赤と違って部屋全体がエアコン暖房のようにあったまり、熱が冷めにくく、乾燥しません。
これは本当に理想的。
なので最初だけヒートポンプ方式で効率のいい、エアコンなどで部屋を暖めるテクニックを使い、加湿器と併用して、追い焚運転でデロンギを使うと幸せになれるような気がしました。
熱効率という部分ではエアコンのヒートポンプに勝るものはありません。
COPという冷暖房平均エネルギー消費率で見ると
エアコンはCOP4〜6 1のエネルギーに対して4〜6倍の熱量を発生できます。
(エアコンを購入するときはCOP高いものを選びましょう。)
普通の暖房器具はCOP1なので1000wに対して1000wの冷暖房能力です。
なので最初に部屋さえエアコンで温めてからデロンギにバトンタッチは理にかなっています。
昔価格comの記事であったのですが、オイルヒーターのお部屋にある果物と、エアコン暖房のお部屋にある果物の表面の水分量の実験をやっていたのですが、オイルヒーターの圧勝でした。
特にお肌の乾燥を気にされる女性には絶対オイルヒーター何じゃないでしょうか?
うちみたいな1枚ガラスの古いマンション部屋でも活躍してくれたので、最新の2重ガラスのマンションにお住まいの方は、
熱が逃げにくくさらにいい感じに使えるのではないでしょうか?
部屋の乾燥お困りの方、ご参考ください。8畳〜10畳ぐらいの、部屋にはベストだと思います。
4年使い、更に進んだエコ設定 (追記)
この記事を書いてからまた何年も使っているので書かせていただきたいと思います。もうここ4年デロンギオイルヒーターなしでは冬を越せない体になってしまいました。エアコンなどのアレルギーがある方は最適なんじゃないでしょうか。
長年の経験で更にエコ設定をチューニングしています。 デロンギは部屋の温度がやっぱり冷めにくいため、小刻みにスイッチングして電気代を減らせることが分かってきました。 例えばこんな感じ。
朝8:15分ぐらいから温め出して 太陽で部屋の温度が上がる10:45分ぐらいから16:00までは15分おきにON OFF寒くなる16:00から寝るまではつけっぱなしの状態です。こうすることでさらに電気代節約可能です。
当たり前ですがこの名器2020年のアマゾンでもベストセラーです。4年使ってますがこれ以上は必要ないというかこのタイマーでないとこんなエコ運転できません。
特にマンションなどの気密性の高い家にはひだまりができます。ほんとにおすすめです。
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