今日は自転車の話しです。
年始からいろいろ感動している私ですが、知ってると知っていないでこうも違うのかと思ったことがあります。 これは自分では到底知ることができなかった領域….
久しぶりに想像の向こう側に行った出来事でした。
このブログを読まれている方は、あー安定の大げさ…
と思われるかもしれませんが、感動しています。
(ここから先、自転車に詳しい方は自転車の素人が盛り上がって書いていること、ご了承ください。 )
2月頭からHELMZの開発元でもある、chari furiさんがオーバーホールキャンペーンをやってましたので、
もう9年も乗ってるHELMZをしっかりオーバーホールしてもらおうと思ったわけです。
全部バラして消耗品を交換して、洗浄+グリスアップして、その際にカスタムできる場所は工賃無料でやっていただけるという素晴らしい企画です。
期間限定で昨年も申し込もうとしてたのですが、終わってしまってました。
9年も乗っていると愛情も薄まり、チェーンもサビサビです。
一番は変速のディレイラーハンガー 内側に曲がってます。青丸で囲んだ部分。
変速機が取り付けられるベースのパーツです。ここ交換できます。
最初は傷つけないように気を使いながら乗ってた自転車も、駐輪場でもまれて すでに変速のディレイラーハンガーも内側にまがってしまってます。
1. 右からぶつかりもしくは自転車が倒れる
2. ディレイラーハンガーが内側にまがり
3. 変速 の左右の可動領域がおかしくなる
という1 2 3のお決まりパターン。
ロードやクロスバイクに乗っていると、コケて変速機が地面と衝突した場合こういう事態になります。 本格的にやられてる方はディレイラーハンガーをその場で交換できるように修理パーツとして持たれてる方もいるはず。
ここが曲がると
3.のネジで変速機の左右の振れ幅をねじで調整できる(上のネジがHIGHギア右側、下がLOWギア左側)のですが、ディレイラーハンガーが内側に曲がってしまうとネジの調整だけではすべての変速が入らなくなったりします。
子どもたちの自転車を見るとそのようなことを防ぐため
変速機にガードが付いてるんですね。
ただ大人のやつはメンテナンスありきで作られているため、
この様なガードが付いてません。
変速調整してもうまくいかない方はディレイラーハンガーの曲がりを見てください。
ここに気づかずに変速機を無理矢理調整すると変速機がスポークと干渉したりあまり良くない状態になります。
無頓着に自転車をガンガン駐輪場に止めていると横からはぶつかるし、
SEIYUで倒されているし….
さんざんな日常の中を生き抜くことになります。
つまり、現在の私の自転車はいろいろ壊れていると…..
これはオーバーホールしてもらいがいがあります。
2年前の自分でのカスタムではthickslickのタイヤに交換して乗っていたのですが、大分タイヤも傷んできました。ここも一緒に交換してもらおうと。
thickslick スリックなのに雨でも滑らなく大変気に入っていたのですが、より良いものがあるなら是非交換したい感じです。気に入っているのでもう一回これでも良いのですが、せっかくなら高みを目指したい。
5気圧ぐらいで入れていたのですが、サイドに少しヒビも出てきました。
最初に結論を言うと
今回生まれ変わったのがこちら。
9年も半分雨ざらしで外保管でもなかなか綺麗だと思いませんか? ガンガン駅の駐輪場に止めっぱなしです。
これはフレームがアルミで錆びないのと、ブリヂストンの塗装が素晴らしいです。
どこが変わったのかというと
charifuriさんと相談させていただきながら消耗品を交換
9年も未メンテなので流石にチェーンやスプロケット交換です。
まっさら。
もちろんディレイラーハンガーも新品交換。
まっすぐです。変速も完璧になりました。
チェーンは伸びると思ってましたが正確には削れる。
このチェーンのリンクの○がスプロケットで削られることにより広がります。チェーンは伸びるという表現されていますが、正確には穴が広がる。スプロケットが削れる。これが合わさりで伸びた感じになります。
新品のチェーンとスプロケットはまるでベルト駆動かと思うほど違いました。9年間でずいぶんすり減っていた….
踏み出しの遊びが消えました。
本当はリアディレイラー(変速機)も良いものに変更するといいのですが、次自転車買う時に考えようかと思います。
ブレーキシューなんか同じものなのに新品交換せずに制動力が2倍アップしました。
これは自己流の取り付けてシューとホイルのクリアランスがうまくあっていなかった。
制動力悪いな?と思っていたのは自分の取り付け方が原因でした。
次 タイヤ
thickslickからSOMAのsupple vitesse(シュプールヴィテス)SLに
幅が33mmと 分厚くなったんですが、このタイヤはとにかく軽い。 あとゴム質が少し柔らかいのでグリップします。
めちゃくちゃ転がり シルキーなライドになりました。 軽くなると品質が不安ですが安心のパナレーサー製造です。
タイヤが太くなり乗り心地が良いのと、グリップするのにthickslickと同じくらい転がるというとんでも商品です。パンク防止のインナーも入れていただきました。
チューブも9年目にして新品にするという無頓着すぎるオーナーですみません。2年に1回はタイヤ交換していたのでチューブ持ったのかもしれません。
おすすめしていただいて良かった。
33mmという太さも乗り心地よくなりました。
全バラなのでこの際にボトムブラケットも新品に…
ケーブルも全て新品です。
適当に自分でプロムナードバーに変更していたため、ケーブル長さも自己流でえらいことになってました。 すべて整理していただきました。
錆びたネジ表面もルーターで削っていただけるという徹底ぶりのオーバーホールです。
で….
で…
9年も乗ったのでもうカスタムはいいやと思ってたのですが、消耗品以外に一つ大きなカスタムをしたのがこれ。
ペダルです。
SHIMANOのDEORE M8040
これMTB用のペダルを取り付けました。サイズは2サイズ展開あるのですが大きいMLです。
見えている小さな点は スパイク
これが靴底をガッチリホールドします。
写真で見るとスパイク効果あるの?と思われるかもしれませんが、
小さな巨人です。
MTBといえばほんとに過酷なレースをやる自転車です。 例えばこんな感じ…
標高3300mの地点から 氷河を29km滑走する メガヴァランシュです。
過酷すぎて笑ってしまうのですが…
こんな事をやる人たちが使うペダル最強だと思いませんか?
足をしっかりホールドでき、とっさの時に離れないといけない。 そんな条件のペダルです。
このレースでチャンピオンになった方の映像もあるのでトップの走りを見た方はこちらへ。
そんなペダルを街乗り自転車につけました。
全く過酷ではない駅への往復をこのペダルで漕ぐ。
一見オーバスペックに見えるこのカスタムですが….
結論から言うと 大正解。
まったくパワーロスがない。 競輪などのビンディング付きペダルを使うように、足とペダルが一体化してます。力のロスがありません。
なぜ最初にこのカスタムをやってこなかったんだと、この9年間を後悔さえしました。
もし私のように街乗りでロードやクロスバイク乗ってられる方は是非ペダルをピンスパイク付きのものに交換してみてください。ビンディングつきペダルのような感じになります。
購入したモデルはおすすめですが、他にもたくさん出ています。
最後まで迷った。mikashimaの ALLWAYS シマノよりはリーズナブルですが、かなりの名品のようです。
最初は9年も乗った自転車にまだお金をかけるのか躊躇しましたが、ペダルカスタムは最高の結果でした。教えていただいたcharifuriさんに感謝です。
少しお金はかかりましたが、自己流でやってた整備と、自転車屋さんが手がけるオーバーホールは全くの別物で、正直新車になりました。
自己流は部品代だけでなんとかなるのですが、ちゃんとした技術に基づいたチューニングはワイヤーの処理一本とっても違います。
お願いしてよかったなと….
2年に一回ぐらいはタイヤ交換しているので4本目ですがタイヤも今までで一番乗り心地が良いです。
9年目でまた別人に生まれ変わったHELMZですが、乗ってもまだ飽きないHELMZつくづく買ってよかったなーと。タイヤを履き替えるたびに別人格になります。ロードやクロスバイクってカスタムでいろいろ楽しめるので、買ったままの方は少し変えてみるとよりいろいろ勉強になります。
ただ今回の件でほんとに思ったのがペダル。
ペダル大事です。 改造としてはほんとにプライオリティーが高い。
一番後回しにしてしまいましたが最初にやるべきかもしれません。
ペダルなんて何でも良いと思っていましたがここまで変わるのかと…
タイヤとペダル、完璧なチェーンとスプロケットの組み合わせだけで
毎日自転車乗るのが楽しくなってます。
是非ご参考ください。