BALMUDA The Toaster
念願のものがようやく到着しました。
発売されたてから買おうかいや…やっぱりいらないだろうと…
ずっと迷っていたトースターです。
値段が普通のトースターの何倍もする….
市場調査無視です。
大企業なら企画段階で部長から怒られそうな商品です。
それが普通に発売されました。
扇風機の時もそう。 空気清浄機の時もそう。
よほど自信がないとこんな事できない。
BALMUDAが新製品を出す領域はその後、他のメーカーが追従する形になります。
今回もそうなるんでしょうか?
絶対スルーしようと…
しかし、発売されて….
いろんなブログや、モノ系雑誌でレビューが掲載されると、
どこにも「この商品の値段が高い!」という評価はありません。
絶賛されています。
そんなにいいと言われるなら
買うしか無い。
もうここまでくると、山があったら登る感覚でしょうか。
さて、
トースターは毎日使う家電の中で最も安い部類にはいります。
計算してみると
2480円÷365 = 1日 6.7円
うちのsanyoのは6年選手なので だいたい同じ値段として
2480円÷2190日 = 1日 0.1円
トースターは壊れにくいので、
10倍のバルミューダを6年壊れなく使えたとしたら1日1円ぐらいの計算になります。
価値はどんなところにあるんでしょうか…..
パンを焼くという技術に伸びしろはあるんでしょうか?
商品を見てみましょう
フタを開けると水を入れるところが出てきます。
スチームトースターなので今までのトースターとこういう部分が違う。
金属部分は今までのトースターと何ら変わらないです。
一つ違うところがここ
手前に水5cc用の ボイラーがついています。ここから水蒸気を発生させるわけです。
あとは普通な感じです、上下にヒーターがついています。
左のボタンはこれ
左から
トーストモード
チーズトーストモード
フランスパンモード
クロワッサンモード
後はワット数が上がっていきます。
ものすごく合理的。
(現在のモデルではワット数から温度設定に変わっています。)
右側は単純に時間
これが5CCカップ 水を内側の線まで入れます。
トレーをセット
奥はこのように
手前はフロントカバーの裏に引っ掛けます。 アーチ状の部分がスプリングとなって蓋を手前に引き上げます。
使ってみましょう
このようなガイドブックが付いているので
それにそって1ページ目
感動のバタートーストです。
なかなか自信がないと感動という言葉をつけれません。
ちょっと期待。
用意したのは どこでも買えるダブルソフト。 もちろんSEIYUで買いました。w
普通のパンがおいしくならないと意味がありません。
マニュアルにあるようにパンを4分割 半分の深さまで切込みを入れます。
上にバターを乗せます。(このバターの のせ方は失敗 後ほど説明します。)
上に水を追加 5cc
ダイヤルを回す
トーストモードで
3.5分
ここから感動します。
「カッチ カッチ カッチ」小さく品の良い音が鳴り続けます。
決してうるさくない。
窓を見ると
おおーボイラーが稼働し スチームが出てきました。 上下のヒーターはまだ明るくなっていません。
明るくなったり
暗くなったり、
今まで見たことのない感じ
もうすでにスチームはありません。
あれっ最後1分切ったのに全然焦げていない….
大丈夫でしょうか?
最後の数十秒で一気に
火力アップです。
すごい 焦げがついた!!
最後ぎりぎりの仕事。
ジュ っという感じで焦げ目がつきます。
じわじわと焦げ目がついていくわけではありません。
ほんとに最後に ジュ っです。
これにはなにか意味がありそうです。
何ですかこのトースター。
スモークが出たり カッチカッチと 時を刻む音、
明るくなったり暗くなったり…
バックトゥーザフューチャーの世界です。
できました。 バターの塗ったところだけ焦げていません。
間違いました
マニュアルでは最初にバターを薄く全体にのばせして 最後にバターを一切れのせると……書いてました。
しかしこれはこれで発見が、
バターを塗らない部分のほうがカリッカリの薄い膜ができます。
マニュアル通りバターを全面に塗って再リベンジ
できました。
丁度バターが塗られているところが焦げていません。
今度はちょっと塗りすぎたかも。
最初にやったようなカリカリの一層を作るためには、
バターをもっと薄く塗るほうがいいかもです。
しかしこれはこれでしっかりとバターが浸透しています。
なかももっちもっちの状態でさけていきます。
トースターでこんなに焦げ目がつくまで焼いて中がこんなに伸びるのは初めてです。
食べてみた感想は後ほどおたのしみに….
普通のトースターと比較してみましょう
普通のトースターと同じ焼き具合で比較するため、
パンを4分割して
BALMUDA でバターを塗らず焼いてみました。
理想通りの焦げ具合です。
表だけカリカリ 中ふわふわです。
普通のトースターと比べて見ます。今まで使っていたやつ
sanyoの1000wです。
焼き具合を合わせるために色を見ながら焼いてみました。
できた
さっきよりクロスの切り込みが目立ちます。
かなりパンが収縮した感じ。
中のふわふわ感は落ちるものの一見こちらも美味しそうです。
で
食べ比べてみました。
!
全然違う。全く違います。
なんなんだこれ? 見た目が同じなのに全く違う。
両方 同じダブルソフトに十字に切り込みを入れています。
普通のトースターで焼いたものは
舌に感じる美味しさがBALMUDAの1/3ぐらいです。
あれー
なんなんだろうこれ?
普通のトースターのパンは
焦げ方は一緒なのにあきらかに硬い 食べる部分の厚みがないです。
何故だろうとよくパンを観察してみると
少しずつ分かってきました。
こちらBALMUDAで焼いたパン
パンの下 (裏側)を見てください。
表面にあるようなパリパリの硬い層ができていません。
パンの裏面は舌に当たる部分。
こちら普通のトースターで焼いたもの。
上下両面硬い層ができています。
中のふわふわ具合も違います。
普通のトースターは目が詰まっているのが
わかりますでしょうか?
十字に入れた切り込みが収縮していった事がよくわかります。
今までの安価なトースターは舌に当たるトーストの裏側のことまで
考慮されていなかったんだと。
このことに気づくだけで
美味しさが何倍も変わるわけです。
BALMUDAで焼いたパンはパンの味をしっかり感じることができます。
しかし 普通のトースターで焼いたものは良い生地でも
しっかり焼きすぎてしまう。
小麦粉の本来持っている風味が全て焼けてしまいます。
なので美味しいパンほど、
BALMUDAで焼いたほうがよりよくなる気がしました。
もうすこし分かりやすくしてみます。
硬い部分を青 柔らかい部分を白で表してみました。
断面図で見るととてもわかりやすいですね。
これ全く同じパンです。
表面はほぼ同じ焦げ色なのに、硬さがこんなにも変わるのは、
最初に書いたように、焦げ目を最後の10秒ぐらいでつけます。
普通のトースターはゆっくり焦げ色がついていくため
表面内部まで硬くなっていきます。
パン本来の柔らかい層をどんどん侵食していく感じ。
毎日食べるパンの味がこんなに変わるなら、
価格差は問題ない。 今までトースターが安すぎました。
トースターは安いものという部分にあぐらをかいて
メーカーが進歩させてこなかったのが原因だと思います。
3000円の価格帯が主流では、メーカーも開発に力を入れれません。
しかし、パンは毎日食べる。
炊飯器ばかり日進月歩でどんどん進化していく中、
パンだけ置いてけぼりになっていました。
BALMUDAはそこに目をつけた。
一度このような商品に出会うと、そこに価値を見出した人は必ず買います。
価格差に躊躇していましたが これは納得させられました。
ほんとに買って良かった 毎日こんなパンが食べれるなんて革命です。
多分これから他のメーカーが追従して、同じような商品をもっと安い価格帯で出してくるかもしれません。
ただ、それまで待つなら買ってもいい商品。毎日の生活が豊かになります。
お父さんの飲み会を3回ぐらい我慢して
こちらにあてましょう。
楽天の方は買った後にポイント還元がスタートしてしまったのですが、
気になっている方は買って間違いない商品です。
是非ご参考ください。
ポイントの事を考えると
楽天のPlywoodさんが良さそうです。
BALMUDAの製品はすばらしい。毎回違う分野で革命を起こすってどうなってるんでしょうか?DYSONのような大企業でもない。こちらの記事も是非。
この対談は面白かったです。
追記
この記事を書いてから3年使ってますが、毎日幸せです。
先日過去 5年間のなかでもっともかって幸せだった商品ランキングを書いたのですが。この商品はもちろんランクイン。最初の金額は高いですが、間違いなく幸せになれます。
是非ご参考ください。