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こういう写真ってどうやって撮るの? フラッシュの使い方について 初歩編

今日はフラッシュ(ストロボ)の話です。

talbot oneのサイトを見た友人からあのような写真ってどう撮るの?と聞かれたので、きっと見ていただいた皆さんの中にも疑問に思われていた方もいらっしゃるかと思い、今日は書かせていただきます。

 

ヤフオクやメルカリに出品される際に 商品の物撮り役に立つかもなのでお付き合いください。

フォトグラファーではないので絵の感覚でフラッシュを使って絵作りしてますので、

ふーんという感じで捉えて頂ければ有り難いです。

自然光大好きな私はブログの写真は午前中に撮影して、テキストだけ仕事が終わって夜書いてました。なぜ午前中かというと 午後のライトは赤みが入ってきて商品をよく見せてくれません。赤っぽくなる。 これは商品や被写体を劣化させたように見えます。

なので赤の成分が少ない午前中の自然光で撮るとなんでもスッキリとした印象になります。

ただtalbot oneの制作マニュアルの写真を撮影するにあたって午前中だけでは到底間に合いません。さらに3児の父は色々忙しい。 スピーカーだけにかまけていては家族に怒られます。

そう残された時間は深夜….

深夜に安定して光を出すものが必要なんです。

それがフラッシュでした。

このフラッシュというiPhoneにもついていて 誰もが知っているものなんですが、

ちゃんと使える方はすくないのではではないでしょうか?

なぜフラッシュをちゃんと使える人がすくないのか?….

それはカメラの構造自体に問題があります。

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これが普通のフラッシュの向きです。被写体に直接光が当たるようになっています。

iPhoneしかり コンパクトカメラしかり….

このようなカメラの構造ではフラッシュを使うとなると被写体に向かって直接光を飛ばすことしかできません。

でも実際はフラッシュ

被写体に直接当ててもろくな写真にならない。

みなさんも一度フラッシュをつかわれて、なんだか違う仕上がりにご経験はないでしょうか?

これが一向にフラッシュ撮影がわからない原因です。

 フラッシュを焚いた写真で自然光より良いと思ったのは少ないと思います。

ハイライトは飛びすぎますし、光が金属に映り込むし….

とにかく使うのが難しい。

じゃあなぜプロの撮影現場でフラッシュがバンバン焚かれているんでしょうか?

フラッシュは使い方によってパワーを発揮します。

今回は自然光派の私ですが、夜に安定して光が出せるフラッシュ頑張ってみました。

そこで今回導入したのがこれ。

 

NEEWER  TT560 です。

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amazonで売れているフラッシュなのですが、単純な機能しかついていません。説明の中でわかると思うのですが、それがかえってフラッシュの勉強に最適でした。 

フラッシュの光量を調整してくれる機能としてTTL という機能があります。

TTL ( Through The Lens ) の略でレンズを通った光 で調光するため外部調光より精度があがります。

TTLなしのフラッシュよりもありのほうが高性能なフラッシュと言えるんですが、カメラの構造を知ってると、マニュアルで自分で合わせたほうが早い。

明るく写り過ぎたら 手動でフラッシュの光量下げるか、絞りを絞るか、シャッタースピードを上げるか isoを下げるか 4つのアプローチで適正露出に持っていけます。

やはり皆さん同じ感じで amazonベストセラーのフラッシュはTTLなしタイプのこれ。TTLの機能がないためさらに安い。

NEEWERの TT560のガイドナンバーは38 ガイドナンバーが大きいほど光が強いという感じです。

このフラッシュに近いガイドナンバーをcanon純正で探すと 3万円もします。

 

そんなフラッシュが この値段で入るというこのご時世… 上代にして1/10

安くて良い商品をよく紹介するこのブログですが、実際にメーカーとしてスピーカーkitを作ってみると、ankerの良い製品と競合するわけで….

あー日本でのものづくりは難しいなーと思うわけです。

さてそんなメーカー側の心境の板挟みなのですが背に腹はかえられません。

やっぱり安くて良いものは良い。

この製品を買ってみたのですが、今回のtalbot oneの深夜の撮影大活躍でした。

じゃあどうやってあの写真をとるのか?

3万円の純正ならか買うのを躊躇しますが、3千円のフラッシュなら失敗しても勉強代。

フラッシュを買ってもそれが勉強代にならないようにこのフラッシュの使い方を説明したいと思います。

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自然光の欠点

まず最初に なぜフラッシュを使う必要があるのか それにはこんな理由もあります。

スピーカーを作ったわけですが、それを大好きな自然光で撮影しようとするとちょっと難しい自体が起きます。 それは商品に高さがある。

例えば午前中の赤みがかかっていない窓からの光で、このような高さのある商品を撮影するとこんな感じになります。

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実際に高さのあるものを窓からの自然光で撮影してみるとこんな感じ…

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製品よりも影が目立ってしまい、説明用の写真としては表情がありすぎる感じです。

商品を外に持ち出して撮影すると大掛かりな感じになってきてしまいます。

この影を飛ばせるのがフラッシュなのであります。

こういう場合の正しいフラッシュの向きはこれ

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あれ後ろに向いてるやん!

と思われるでしょうが? こうやって使います。

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これを バウンス撮影 というのですが、

これが室内フラッシュ撮影の基本です。

室内はバウンスでないといまいち良い写真が取れません。

上の図をみるとビリヤードの様に光をコントロールして、商品のどちら側に影を出すか角度だけでコントロールできます。

ただし、天井が高すぎたり、色のついた天井だとこれまた色被りをおこします。

なので白い壁紙の部屋だとこれでかなり良い線の写真が取れます。

今回のtalbot oneのマニュアル撮影はこんな感じで行いました。

とにかくこのバウンスで光をコントローすればいかような写真も作れるわけです。

フラッシュを直接当てるとこんな感じ

おなじみの写真

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全然良くないでしょ。 影がぱきっと出すぎて…

 バウンス撮影

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はい影が消えました。

ただ箱の左側がなんか暗いです。 ここをなんとかしたい。

もちろんフラッシュの角度を変更しても可能なんですが、また別の方法があります。

天井から跳ね返った光をこのサイドに当ててやりましょう。

そこで登場するのがレフ板

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 amazonで買って見たんですがでかい。

 

シルバーの面と白の面があります。

白レフは光量が充分あるところ 銀レフは屋内など光をより反射したい時に使います。

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 さっきのこの写真

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スピーカーの左側面が暗いので 左の壁にレフ板を立てかけて、

天井にフラッシュライトを飛ばします。

天井にあたったフラッシュのライトが下に反射し、左のレフ板にあたりスピーカーの左側を照らす仕組み。

どうでしょう….レフ板を使って撮影してみました。

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左サイドは明るくなりましたが、下のシャドーがとんでしまいました。 立体的に見えない….

難しい。

プロの方からみれば笑われそうなライティングですが….

私のテクニックは置いておいて、

つまり、光の向きをコントロールすることで絵づくりを変えられるということです。

こう見るとシャドーは飛ばし過ぎるとつまらない絵になる事は理解できます。

自然光が何故よく見えるのか、やはり程よくシャドーがのってくるからではないでしょうか?

目指すは自然光のような柔らかいライティングですが影が強くなりすぎない写真。

個人的には ほんのりシャドーが入るような写真が好きみたいです。

ジャドーが強すぎると被写体をくってしまいます。 被写体よりシャドーが目立ってはいけません。

もう一回バウンスの最初に撮った写真に戻ります。

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この写真の欠点を挙げると右からの光が弱く白のスピーカー面が沈んで見えます。

真剣に考えてライティングするならそのへんも考慮しなければなりません。

主役の顔よりも横が目立つ写真になってしまいました。

でこれを改善したものがこれ。

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自然光に近い窓からの明かりを再現した雰囲気になりました。スピーカーの右側 主役の白の面にしっかり光が当たりました。

どうやったかというと

レフ板の白を 右壁に立てかけ

フラッシュの向きは真横

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こんな感じでレフ版にフラッシュを反射させました。

なのでスピーカー面は明るく写ってます。

かなり自然光に近いライティング 右窓からのディレクショナルライトライトを再現できました。

本当は右斜め上にフラッシュの角度をあげたかったのですが、一周回っての状態でここが限度、構造上左上には飛ばせます。

さっきの右側を明るくした写真に戻ります。

この写真も天井にライトを飛ばした時のように左サイド面がすこし暗い。

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つまりここを軽く照らしてくれるもう一つのフラッシュもしくはレフ板が必要です。

それ以外方法としては、カメラの上にフラッシュがついていることで角度のコントロールに限度がああるので、カメラの上からフラッシュを自由に移動できるシステムを使う。

そこで続編で紹介するある機材を使って撮り直しました。

それがこれ。

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まあ70点なのですが…. もう少し左を明るくしたかった…

絞りが開き過ぎでレンズから遠い距離のオブジェクト(足とか)がボケ過ぎかもです。

この写真も改善点は多々あるのですが….

この場合の対処法は

絞りを絞る F4ならF5.6かそれ以上に

それに伴い光の入ってくる量が落ちるので、シャッタースピードを遅く 例えば1/100を1/80とかにしていきます。

シャッタースピードをいじらない場合は isoを100から200にあげていく

そうすることでスピーカーの足にもピントが合ってきます。

絞りを絞る(数値を上げる)と奥のものにもピントがあうと覚えてください。

だんだんスタジオ撮影にいろんな機材が入ってくる感じわかっていただけるかと…

この続きは続編に…..

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フラッシュ(ストロボ)の考え方を変えてみる

フラッシュの考え方をあらためましょう。

被写体に直接光をあてる道具

シャッターを切る瞬間の被写体周りの空間全体の光量を上げる道具

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コンパクトカメラでも使えるのか?

さて….  iPhoneで撮影した写真と フルサイズで撮った写真

日中の光量の多いところだとあまり見分けがつかなくなりました。

つまり写真の解像度やざらつきノイズは光量が大きなウェイトを占めてます。

じゃあフラッシュによって空間の光量があげれたら

CCDサイズが小さいコンパクトカメラでもきれいな写真とれるんじゃ…

やってみました。

もちろんマニュアルモードです。

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カメラ本体よりもでかいフラッシュ…..

ハイ撮れた。

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何の遜色もない….

カメラの構造、露出、光の回し方さえわかっていれば、

フラッシュ使えば昼夜関係なく、同じ写真が取れます。

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実践編

じゃあこの写真をどうやって撮ったかという 答え合わせ

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撮影方法はなんとなくわかっていただけたでしょうか?

雰囲気のある写真に見えるのは 下のホワイトが 右が明るく左が暗い

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これだけでなんとなく雰囲気が出ます。

ライティングで背景にグラデーションを付けることでそれっぽくなる。

ベース の用意

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この上に並べて撮影しました。

これikeaの机の解体した天板。

白い平らなものがあれば使いやすいです。

丸なので4隅 絨毯が写ってしまいますが、それをレタッチで消してます。

photoshopでも消せますが、appleの写真(旧iPhoto)についているレタッチで十分

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こうやって右上を消していってます。

実際に撮影も丸テーブルで撮影したため4隅をこの様に消して

左右も若干ホワイト伸ばしてます。

ライティングはこんな感じ

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90度に近い状態でフラッシュを天井に飛ばします。

右からのほんのりした光は天井からの跳ね返りを使います。

右壁に白のレフ板を置いたことで

ベース(土台)の白が右が明るく、左が暗くなるというグレーのグラデーションができるようになります。 写したいものとの距離にもよりますが、シルバー面のレフ板は私の部屋のサイズでは強すぎました。

あと優しい疑似自然光が右から入るようになるため 物撮りしたい物の横に 薄っすらと左に影が落ちる。

全体の照明は天井にあたった光で完璧です。

逆に影を強調する時はレフ板の代わりにマットな黒画用紙で光を吸収してください。そうすると影が黒くなります。

このライティングだけで自然光に近いが、影が落ちすぎない撮影ができました。

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あとのtalbot oneマニュアルのライティングは手を抜いています。 

これを窓からの自然光で撮影しようとすると、高さのあるスピーカーボックスの横の影が濃くで過ぎてしまう。商品よりも影が目立つ写真になります。

カメラ側の設定

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 このような格安フラッシュを使うにあたってカメラ側はマニュアルモードMにしてください。 そしてiso はautoではなく、100か200あたりで固定します。

isoをautoにしておくとカメラ側が勝手にiso感度をあげたりするのでどの設定が影響しているのかわかりにくくなります。

isoって何? 絞りって何 シャッタースピードってなに?という方は昔書いたこの記事読んでみてください。

真ん中のサイエンスから読んでもらえるとわかると思います。

talblo.com

isoの事をこんな感じで説明してます。

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あとはシャッターズピードこれは1/400とかにはあげれません。

この格安フラッシュでは1/200以上に上げると 黒い影や黒線が出てきます。

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外部のサードパーティーのフラッシュを買って、このように黒線や、黒影がでてしまうのは シャッタースピードが速すぎるのが原因です。

つまりシャッタースピード1/200以上にはあげれません。

おのずと絞りの範囲が決まってきます。

三脚を使わない手持ちの場合は 1/60から1/200ぐらいの間でトライしてみてください。

適正露出を出す項目は

絞り、iso、フラッシュの出力に 限られてきます。

NEEWER のフラッシュはものすごく簡単でMのマニュアルモードにして

プラスマイナスで出力を調整するだけ。右へ行けば光の量が増え、左に行けば光の量が減る。たったこれだけ。

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むしろ初心者はこのフラッシュでストロボの基礎を勉強したほうがわかりやすいんじゃないかと思うぐらいです。S1やS2は外部フラッシュに勝手に同調するモードなので、コンパクトカメラでフラッシュを焚き サイドからこのフラッシュが発光するなんて凄技がいとも簡単にできてしまう。

これはほんとに良い製品です。

あとは撮影していくでだけです。

 

まとめると

カメラ → マニュアルモード

iso → 固定 100〜  (3200とかなら高感度すぎて白く飛びます)

絞り → ご自由に

シャッタースピード → 1/60-1/200 (手ブレを考えると)三脚撮影ならもっと遅く可能

フラッシュ出力 → ご自由に

この4つの要素で適正露出を決めていきます。

Av (絞り優先モード)とかTv(シャッタースピード優先) モードでも撮れなくはないのですが上記の事を知らずに、シャッタースピードが1/200以上になり 黒線が入り何だこの使えないフラッシュは!!!となると思います。

理論がわかっていないとかえって難しくなる。 落とし穴が待ってます。

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あとがき 

いかがでしょうか?

スピーカーtalbot oneのマニュアル作りのためだけにフラッシュを導入してみたのですが、これ一台買うだけでものすごく勉強になりました。

プロの方から見れば www.talbotone.net のグレーのトーンが合ってないじゃんとかツッコミどころ満載ですが、少なくともフラッシュの使い方の理解の入り口には入れた気がします。

(8/6 追記 10セット作りましたが完売しました。ありがとうございます。) 

mercari

こんな写真の撮影が たった3000円のフラッシュを買うだけで可能になります。レフ板を入れると+1000円

更に コンパクトカメラでも マニュアルモード、フラッシュつけるところ(アクセサリーシューといいます。)がついていれば 夜でも美しい物撮りが可能になります。

ヤフオクとかメルカリとか出品される方はブツ撮りの写真の撮り方をマスターするのはおすすめです。

昔だとフィルムに何万円もお金をかけてこの感覚を勉強していたものが今ならデジカメという技術でお金をかけずに確認でき、無条件に手に入る。とんでもない時代です。

ダイヤル動かすだけでいくらでも露出の勉強ができます。

eos kiss等のせっかく良いカメラを買ってもautoモードばかりの方

iso 絞り シャッタースピードを勉強するだけで、世界が広がります。

カメラはauto撮影の性能ばかりどんどん飛躍してマニュアルは完全に置き去りにされてますが、フラッシュなどを初めて取り入れてみても原理さえわかっていればいろいろ試行錯誤可能です。

光をコントロールする世界 (photo+graph/光によって描かれたもの)を体感してください。 あーもったいない。

天才バカボンのパパと同じ41歳の夏がこんなにも音と光まみれになるとは誰が予想してたでしょうか?

フラッシュについてはまだワチャワチャしていて 続編をこのあと書きます。

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お楽しみに…..

 

今回購入したフラッシュ(ストロボ)とレフ板です。

  

TTL付きだとこの辺がいいのではないでしょうか?

 

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