今日は皆様気になっているかもしれないスマホのSIMを楽天UN-LIMITに変更してみた話です。このブログではY!mobileを推していたのですが、丁度2年の継続期間を終了のタイミングで楽天UN-LIMITに変えてみました。
楽天UN-LIMITってなに?
楽天が始めた新サービスで、楽天のエリア内ではデータ無制限。
エリア外では5GBまでAUの回線を利用し、それ以上使用すると1Mbpsの速度で利用可能になるサービスです。 更に楽天linkを使用して電話をすると0180,0570,188,189 以外の電話番号は全てタダで更に1年間全額使用料無料です。
月5000円通信費に払っている方は楽天UN-LIMITに変更するだけで年間6万円節約することになります。
なんでそんな事ができるのか?
そもそもなのですが、ご存じない方にもご説明すると。 楽天はMNOになりました。 またなにそれ?と思うかもしれませんが簡単に説明すると
MNO事業者→回線を持っている
MVNO事業者→回線を借りている
つまり2年前の楽天モバイルとは全く違うのです。
楽天は2019年末に1.7GHZのMNOのサービスをスタートし、ドコモ、AU、softbank、楽天の4番目のMNO事業者となりました。
MNO=ドコモ、AU、SOFTBANK、楽天の4社だけ
それ以外は
全て回線を借りているMVNO事業者(格安SIM等)
となります。 このブログでは回線を借りているはずのMVNO事業者の中でもY!mobileを推してきました。その理由が親会社がsoftbankでsoftbank契約と近い状態の回線をそのまま使えたため、MVNOのy!mobileですが、品質が全くMNO事業者と変わらないと言うところにありました。
何故乗り換えたのか?
多分今回の楽天UN-LIMITキャンペーンを要約すると
MNO事業者となり1年が経ちアンテナ大分整備できました。なのでいよいよ本気出します。一気に顧客を取得! 滅茶苦茶価格下げるというかゼロ 1年間ゼロ円だ!!!
キャンペーンです。
楽天エリア内では無制限のサービスが1年間タダというのは金額的に言えばもう菅政権の携帯料金値下げどころではありません。
1年間タダなんですから…..
それに乗ってみたわけです。
ただいいことばかりではなく少し楽天モバイルの状況を掘り下げたいと思います。
問題の楽天エリアという範囲について
今人柱となって実験中なのがこの無料になる
楽天エリア
この楽天エリア内という曖昧な響き….
どれぐらいカバーしているのかということです。問題はMVO事業者となったと言っても楽天に振り当てられた周波数は1.7GHZ帯 1本です。1.7GHz-1.8GHzというのは2019年に新設された周波数領域です。
ここで周波数の話をすると
楽天モバイルはMNOとなっても、プラチナバンドと呼ばれる800MHz(ドコモ、AU)から900MHz(softbank)を持っておりません。
プラチナバンドは最大150Mbpsでかつビルの裏などにも回り込める電場領域です。MVOの他の3社は4Gの2-2.1GHZ領域をメインで使用し、繋がりにくいところをプラチナバンドで補う大作戦で、どこでもつながる感を出しています。
ただ楽天 プラチナバンドを持っていない。
楽天はプラチナバンドをAUから間借り
つまり自分のMNO回線がある1.7GHzでは無制限だが、「お借りしているプラチナバンド(800MHz)のあたりでは月5Gの制限を設けさせてください」
プランなのです。
日本の楽天エリア1.7GHzの浸透率
ここまで読んでいただいた方にはもうおわかりかと思うのですが、問題この1年 楽天がアンテナどんだけ頑張ったのかということに付きます。
2020年10月の状況を見ると
赤い場所が楽天回線エリア 1.7GHz 無制限の恩恵をうけれるところです。
都心では横浜さいたま千葉あたりまではカーバーしています。
名古屋、大阪、京都、神戸だとこんな感じ
まだ新幹線の区間でも楽天回線拡大予定エリアなども含まれるため、新幹線でyoutubeは少し危険です。
九州はまだまだら 福岡天神あたりは大丈夫なのですが、少し離れると回線拡大予定エリアになります。
宮城は注意。 肝心の仙台駅が拡大予定エリアです。
北海道も九州と同じくまだら 札幌中心でも少しブルーの拡大予定エリアもちあらほらあります。
加入前に是非ご自宅の状況チェックしてみてください。
人柱になった現在の検証結果
現在10日間使用してデータ使用量は3.5GB つまり私の使用量は大体月15GB〜20GBないと駄目な感じです。
そのうち楽天エリア外の回線を借りたのが0.2GB まだ4.8GB余っています。
この0.2GBの内訳が0.1GBが都内の山手線圏内 電車移動の中でのwebブラウジング 多分地下や楽天の電波が入らないところでネットをしてたときにAU回線を利用して、0.1GB消費していました。残りの0.1はラジコンを走らせに静岡遠征に行っていたのですが、静岡-東京間の高速道路でGoogle MAP 3時間つけっぱなしです。 これで0.1GB消費。
車載のナビを携帯とリンクさせている方で楽天UN-LIMITにして心配なかた…静岡ー東京間では全く切れませんでした。しっかりナビしてくれます。
ただし最初の停車位置が山奥の場合、認識しませんでした。少し電波が入る場所へ移動する必要があります。
電話に関してはdocomo回線が1しかアンテナ立っていない山奥では繋がりませんでした。これはdocomoとAUの差と思います。そこから少しずれると繋がりました。
11月11日のグラフを見ると 品川の大井町〜大森 間にあるいろんな公園を子供とはしごして遊んでいたのですが、子供の4K動画をラインで何本も送ってました。1日に1.28GB使っているのですが、全て楽天エリア内なので楽天エリア外(AU回線)の5GBを消費しておりません。地下などに入らなければ屋外はかなり大丈夫な状態だと思います。 まさにUN-LIMITです。
今の所都内の屋外では全く問題ないです。 ただどこでAU回線使っているか予想がつかない….
問題は電車移動や地下などででAU回線と連携をとっていることを知らずにyoutubeを見続けたらデータをかなり消費してしまうこと、今楽天回線で接続しているか確認できる方法があるため、地下などでyoutube見る場合は事前チェックしたほうが良さそうです。 ただ電車移動中にAUと切り替わったりすると、このように5Gbを消費していきます。 これは予想ができないです。
楽天回線エリア内だと 月100GB使ってもタダです。
これは楽天回線エリアでは屋内屋外でyoutube見放題になるため、まるで家のwifiに接続しているかのうような感覚になります。
楽天さんにはもっと簡単にいまエリア内接続かAU接続か判別するアプリを作って欲しいです。
タダがけ電話 楽天LINKについて
今まではネット関連の話だったのですが、肝心の電話機能です。
これまたすごくてこの度iPhoneでも対応した
楽天LINK
というアプリを通して通話料が無料になります。もちろん時間制限もありません。 AU、docomo、softbank どこにかけようがタダです。
楽天Linkを通しても0180-,0570-,188,189は有料なのが注意です。
よく使うためiPhoneのドックに入れてしまっているんですが
これがiPhoneでも使えるようになった楽天LINKです。
家のwifi環境があるところから電話をすると、全く問題なく通話品質もいいのですが、外で電話する時などは楽天linkを通すと少し音質が悪くなる感じです。なので楽天linkを通さず通常の電話をすると品質は保たれます。 感じとしてはline通話のほうが音質がいいです。
楽天linkを通さず電話した場合
20秒 30円
これ楽天UN-LIMIT加入同士の携帯でも楽天linkを通さず通話すると20秒30円かかります。
特に電話の通話品質を求める方はまだやめたほうがいいです。 屋外で都内でもエリアによっては楽天LINKを通すと音質が悪くなるためline電話に切り替える事が何度かありました。 ただ楽天エリア内であればline電話もかけ放題で無料なので問題なく使えています。
相手から電話があった場合?
楽天LINKをインストールしていると勝手に楽天LINKで取ることになるため、楽天LINK経由になります。
どんな方に楽天UN-LIMITをおすすめするのか?
都市部や地方の主要都市にお住まいの方で
電話品質が少し落ちても良い方
もちろんこれは2020年11月現在での状況ですので、どんどん改善されると思います。LINE電話なら全く通話品質が落ちないのでLINE電話を多用される方なら問題ございません。楽天エリアに依存するため、是非お住まいの状況ご確認ください。
都市部では月のイニシャルコストを下げたい方にはおすすめします。
うちは来年1月から奥さんも楽天UN LIMITに移行するのですが、夫婦で
6000円(電話代込使用料)×12ヶ月=72000円
4000円(電話代込使用料)×12ヶ月=48000円
楽天 UN LIMIT 1年間無料なので
1年目 夫婦で年12万円マイナス
2年目からは2980円づつかかるため夫婦で71520円
2年目 夫婦で48480円マイナス
事務手数料等多少誤差はありますが…. これはかなり家計を助けることになると思います。
最近仕事仲間はLINE電話やクライアントとはメールのため電話機能の重要性が少なくなってきています。なので私の場合は楽天UN-LIMIT以降しました。
地方の方にはまだまだ勧めれるものではないですが、特に都市部の方、これは価格破壊です。 楽天エリアではいくら使ってもゼロ円なのですから菅政権の携帯料金値下げを待ってる場合ではありません。
申込方法 例 Y!mobileからのMNP
私の場合はApple storeで購入したSIMフリーiPhoneなので、携帯番号を引き継いだまま楽天UN-LIMITに移行するためMNP番号(モバイルナンバーポータビリティー)を貰う必要があります。
1. Y!mobileに電話をかけて MNP番号をもらいます。
2. 楽天UN-LIMIT ホームページから申仕込み(MNP番号をもらったら期限がるため何日か以内に申し込みすること)
3. 1-2日で楽天UN-LIMIT SIM到着
4. 動画に従って設定 iPhone SIMを入れるタイミングまで説明あります。 5分ぐらい終わります。(SIMの入れ替え設定途中までY!mobileは使えます)
5. 設定終了すれば自動的に楽天UN-LIMITです。
あとがき
正直今の気持ちは、都内ならやるしかない…. 多少楽天LINKでの音声通話の質が落ちてもライン通話にしたりいくらでもやりようがあります。 仕事で電話機能としてのスマホを利用する方なら考える必要がありますが、それ以外の方にはおすすめします。 1年間電話も通信もただなので、不満のたまりようがありません。タダなんですから。
丁度MNPの移行期間の方(解約手数料が必要ない)なら是非検討してみてください。
更にですが自宅の楽天ひかりも1年間無料という制度もあります。
合わせて申し込むと一体年間いくらお得になるんだろうかと….
Softbankもそこまで値下げをしなくなった今、この第4のMNO事業者の登場で色々変わりそうです。
是非ご参考ください。