NewsPicksってご存知ですか?
質の高いコンテンツを月額課金で見れるサービスなのですが….
多少なりとも経済やいろいろ詳しくなろうと背伸びして見ています。
落合陽一さんの番組やホリエモンさん古坂大魔王さんの新番組も面白く、見るべきコンテンツがたくさんあるんですが、特に面白いのが 社会学者の宮台真司さんと落合陽一さんの対談する時は神回になります。
ほんとに面白い….
いやめちゃくちゃ面白かったなーという感想だけが残り
内容イマイチ理解していません。
そう 雰囲気でNewsPicksを見ている!
News Picksなんて見てる 俺 意識高い系!というのりは
若者では良いですが
40超えると雰囲気で見てる自分に笑ってしまいます。
でもやっぱり面白い。見てしまう。これは何なんでしょうか?
テック系の内容や理解しやすいものもあるんですが、特に宮台真司さんと落合陽一さんの空中戦のようなトークは内容を理解するためにもう一回聞き直してもよくわからないことがあります。
最近その理由が分かってきました。
自分には社会学の教養がない……
社会学者としての宮台さんのトークが私の社会学の教養がないため、たとえ話の時点でピンときてません。
つまりその後に続く会話は雰囲気でわかった気になってる。
そんな感じのもやもやした状態のまま
また雰囲気で楽しんでたんですが、
これ自分のたために作ってくれたんじゃという本に出会いました。
圧倒的な装丁の素晴らしさが先行し 誰がデザインしたんだろうか?と裏表紙をめくり、パラパラめくっていくと あら不思議….
これ 必要としてた本じゃないのと….
社会学の用語図鑑です。
NewsPicksBooksかと思いきやプレジデント社。
NewsPicksの会話の中で出てくる引用が へー ほーと 解説してあります。
amazonの本の紹介から写真を引用させてもらうと….
このような感じで人物ごとに何をやった人なのか解説してあり、
用語解説もイラストでわかりやすくまとめられています。
例えばモダンの次にやってきた「ポストモダン」の思想というのはどんな思想なのかとかとか…
スティグマとはなんなのかとか…
マクルーハンが提唱していた….
とか議論の空中戦に出てくるワードの意味を どの学者がどんな過程で言っていたことなのかという文脈で理解する事ができます。
イデオロギーに関しても属している社会によってこんなに違う。
属する社会のイデオロギーが違うのに国をまとめるということがいかに大変かわかります。これだけを見ても国民全員が幸せということがかなり難しい。各政党の掲げる項目がどこのイデオロギー寄りなのかも明確になってきます。
「NewsPicks見てわかった気になってんじゃねえよと!」
チコちゃんに怒られます。
確かにこの本を手にとって読んでみても
私は相変わらず、ラジコンを走らせたりスピーカー作ったり、1歳児に踏みつけられたり、仕事したりしてるわけで、特に人生が変わるわけではないのですが、
ハイレベルな議論という格闘技を技を知らないまま鑑賞するより、社会学ワードの理解を深めるとより楽しくなるかなと思いました。
私のようにNewsPicks見て雰囲気を楽しんでる方にはとても良書だと思います。
amazonレビューだけでもこれがいかに名書なのかおわかり頂けるかと。素直に画期的と思いました。