たまに思いついた時にしか書かなくなりましたがお付き合い頂きありがとうございます。
コロナ以降様々な物の価格が上昇していますが、時計もその一つ。特にロレックスなんて恐ろしい価格になってます。もう完全に資産的な役割を果たすような感じでロレックスはS&P500よりもパフォーマンス出しそうな勢いです。 若いときに借金してでもエクスプローラー買っておけばよかったねとか、東京のマンションもしかり、東京の普通のマンションは2倍ぐらいですが、富裕層のマンションに関しては六本木ヒルズが当時7億円ぐらいだったのに対して麻布台ヒルズは100億超えてます。 ロレックスもデイトナのポール・ニューマンだと4000万円の勢い。資本主義は宇宙と一緒で中間層より外側(富裕層)のインフレーション加速が速いのでしょうか?
そんな資産クラスタの話ではなく、実用的な時計に100万とかやはりおかしい。ものすごく正確で質実剛健の日本企業SEIKOはやっぱり最高です。
今日はそんなSEIKOの話を….
SEIKOのネイビーボーイのブログを書いたのが2017年なのであれから7年2本増えてます それもパンダが…. 身の丈にあったSEIKOの時計の素晴らしさを少し書いてみたいと思います。
SKX009 ネイビーボーイについて
ボーイに始まりボーイに終わるという言葉があるらしく、ダイバーズウォッチ界の一番やさしく導入できて結局最高だったという商品です。私も3万円ぐらいで購入したのですが、商品クオリティーは完全に10万円のダイバーズウォッチでした。
そんなSEIKOのネイビーボーイ(SKX009)が廃盤になってしまいました。これはほんとに素晴らしい時計で、デッドストックはどんどん値上がりしているため、ブラックボーイ、ネイビーボーイはメルカリやヤフオクの中古が安いうちに買ってください。 king of シンプル+かわいい文字盤デザインです。
この時計の何が素晴らしいかというと文字盤のグラフィックデザインです。 特にポイントはこの12時の三角形と6時9時の楕円からのヒゲ
この塊のようなデザイン(顔)が素晴らしく、シンプルイズベストという感じです。 引き算のデザイン。このフェイスのお陰で海外勢が様々なベルトにカスタムしだして、私もそのノリに感化され購入したものでした。
あとはやはりSEIKOのlogoだけということ。これが大きく、企業のCIをデザインできるデザイナーが作るタイポグラフィーのレベルと その下の製品ラインのlogoがレベルが違ってきます。なにかマークをデザインしたとしてもSEIKOの書体の美しさに勝てない。つまりSEIKOだけでいい。それ以外は機能表示の美しいフォントでいいんです。 ベイビーボーイはそれが文字盤でできてます。
セイコースポーツダイバー自動巻き SKX009K1 シルバー/ネイビーSBDL085 プロスペック
ロレックスのデイトナポール・ニューマンが買えたとしても、そしてそれを手につけたとしても、自分のレベル感に合ってません。手首だけに後光がさして、完全に違和感です。左手のポール・ニューマンが気になり真っすぐ歩けないでしょう。
そんな白文字盤へのあこがれと普通な感じが丁度よい時計、それがSBDL 085 です。
定価8万8千円で実売だと58000円ぐらいで購入できるかと思います。
サイズは39mmクロノグラフとしては少し小ぶりでしょうか? かなり重厚感もあり、メタルバンドで161gあります。 文字盤はマットなホワイトでこれまた素晴らしい。マットホワイトはかなりスポーティーな感じがするため、カスタムはこのようなミリタリーっぽい革バンドにしました。アクセントの横糸の部分は最初白だったのですが黒にカスタムしています。
金属バンドはこんな感じです。
SEIKO プロスペックス スピードタイマー SBDL085もう一つは
SBPY 165
これなにが違うの?と思われる方もいらっしゃると思うのですが、パンダが好きすぎてこちらも買ってしまいました。プロスペックではなくセイコーセレクションのラインから発売されたものです。
先程のSBDL 085との大きな違いは 安い! ケースサイズが大きい42.2mm、 軽い134g、文字盤がほんのり白シルバー
定価は44000円で実売だと35000円ぐらいで購入できるかと思います。
この時計はカスタムするにあたり、このほんのり白っぽいシルバーが上品なので、上品な黒ベルトにしてあります。
ちなみにこちらの金属バンドはこんな感じ
この角度からだと文字盤がシルバーっぽいのが分かってもらえると思います。
SEIKO セレクション SBPY165SBDL 085か SBPY 165か?
これ2つ迷った挙げ句結局どっちももってるんですが、ほんとは一つで良い….. これどちらも重厚感に関しては、お値段的にプロスペックSBDL 085の方に少し軍配が上がります。
ROLEXのポール・ニューマンに憧れているものとしては、やはり白マットの文字盤という感じだったのですが、お安い方のSBPY 165のほんのりシルバー白文字盤が上品さをかもし出し、黒皮上品バンドにすることで40代以上にハマりだす時計に変貌しました。さらに文字盤もでかいので老眼が入ってきた45歳以降のおっさんには大きめがちょうどいい。この42.2mmというサイズはパネライから巨大化していった時計市場がいい感じに小さく回帰しているベストサイズです。
さらにすごく見やすいのに軽い。 おっさんになると左手にあまり重たいものをつけたくなるのですが、それもちょうどいいです。
性能的にはどちらもソーラー充電式で平均月差15秒 10気圧防水です。フル充電で6ヶ月動きます。なので普通に使っているともう何もしなくていい感じ。
なので35歳ぐらいの若者にはSBDL 085 おっさんにはSBPY 165がいいと思います。 実際は好みだと思うので店頭で触ってみてください。白マットの文字盤がいい!という人にはSBDL085一択です。
ほんのりシルバー文字盤が許せる方は、プロスペックが88000円だとするとその半額なので、コスパ的にはSBPY 165は素晴らしい商品です。
ベルトに関して
革ベルトにすることで手首周りが軽くなるのでおすすめです。 昔伊勢丹で7000円ぐらいでベルト買っていたいんですが、amazonで購入できるOTTOODYというブランド2000円でなかなかのクオリティーです。 これどちらもそうです。SBDL 085、SBPY 165に関しては幅20mm
時計のカスタムにはこの工具が必要です
MKS MKSバネ棒用工具 4600この先の細いバネ棒用工具でないとSEIKOのバンドは外せません。
さて…
また適当に思ってること書いてみましたが、大谷効果でSEIKOに注目が集まってます。日本のSEIKOは最高なので、是非カスタムして使ってほしいというブログでした。ROLEXと違い資産価値はないかもしれませんが、ネイビーボーイなんかは倍以上の価格で取引されているので、デザイン的に良いと思われるモデルが廃盤になると、状況は変わるかもです。
とにかく実用時計としてすばらしいので、身の丈にあってない時計をつけてるよりも、なんだか自然でかっこいい思います。
是非ご参考ください。