このカメラの発売は2012年の6月。
コンデジなんてと思っていた僕は購入予定ありませんでした。
コンタックスT2 と言いたいのは、今発売中のタイプ Ⅲ ではなく
タイプ Ⅰ です。
最近購入したカメラの流れは
eos 5D mark2 + canon s95
● 5DがLレンズつけると重たい
● s95 画質がいまいち
↓
eos kiss x5 (Lレンズいろいろ) + iPhone 5
● ボディーだけ軽くしてLレンズ大作戦
● 暗いところでも低ノイズで撮りたいなー
● やっぱりフルサイズにはかなわないじゃん
● やっぱり重たい
eos 6D (Lレンズいろいろ) + iPhone 5
● iPhone で十分じゃん でも夕方から撮れない
● いくら6D軽くてもLレンズ重い….
なんかないの?なんか…..
となっていました。eos 6Dのフルサイズ+高感度低ノイズに慣れっこになった
自分はある意味麻痺してます。
iPhone5もそこそこの性能で昼は力を発揮してくれます。
ただ5Dmark 2よりは軽くなったものの
やっぱりフルサイズにLレンズつけると重たいです。
ホントは小さなコンパクトカメラで総て補えればいいんですが….
フルサイズのCCDに最高のレンズ カメラも手のひらサイズ
これが理想です。
そんなカメラがフィルム時代にありました。
それがCONTAX T2です。 35mmフィルムサイズにカールツァイスのレンズ。
上がってくる絵は一眼レフ+良いレンズで撮ったものと何ら変わりません。
そんなカメラがデジタル時代に実現すればなーと思っていました。
フルサイズのCCDがコンパクトカメラに収まらないとか、レンズを大きくしないとか、いろいろ言われてますが、CONTAX T2は35mmフィルム(フルサイズ)とあのレンズの距離です。
絶対に出し惜しみ。今の技術できないことなんてないと思います。
このSONYの機種も2012年に1型の大型センサーを搭載したコンパクトデジカメとして、発表されました。
値段が高いにもかかわらず、ヒットし、生産が追いつかない感じになってました。
6Dを購入して頭がフルサイザーになっていた僕は
1型サイズのCCDって結局フルサイズじゃないじゃんと。
完全にスルーしていました。
ここで
ちょっとセンサーのサイズを比較してみましょう。↓
今 使ってるメインのEOS 6D とiPhone 5、ご紹介するRX100に青丸をつけてみました。
こうやって見ると645のセンサーサイズってすごいですね。
eos kissで満足していなかった僕はフルサイズ以下の製品は全く意味ない。
それだったらiPhoneでいいじゃんと極端な考えを持っていました。
図を見ていただけると一般的なコンデジに使われているセンサーは1/1.7というタイプ、高画質と言われている canon s110でさえそのタイプです。確かにiPhoneよりは大きいですが、だったらiPhoneでいいというのも納得サイズです。
SONY RX 100はcanon s110とあまり変わらないボディーサイズなのに、極端に大きいセンサーを搭載していることが分かります。
RX100の1型センサー。
コンデジの中では圧倒的に大きなサイズのセンサーを搭載していますが、フルサイズセンサーに比べると明らかに小さいですよね。
あとはレンズの性能に依存するわけですが…
このような状況から完全にスルーしていたわけです。
いい画が上がってくるわけ無いじゃんと。
まだブツブツ言ってます。
contax T2で出来ていたことがなんで2014年になってもできないんだと。
ほしいのはマイクロフォーサーズとかレンズ交換式(結局かさばる)ではなく、ポケットに入るフルサイズ。
そんな中、ある時、「デジカメ 名機 ブログ」で、検索してみました。
すると不思議なことに一つの機種に集中していたんです。皆さんの評価が。
それがSONYのRX100でした。
勢いのある時期をとっくに通り越したカメラです。
発売から2年たってます。
さらに不思議な現象が。
現在の価格comの第3位なんです。最も入れ替わりの激しい、
コンパクトデジカメカテゴリーの中では異例の現象。
調べていけば調べるほど、思いが募り、結局買っていました。
使ってみたところcanon s95 では実現できなかった、
これでいいじゃんという絵です。
昼間は6Dに置き換えることができるクオリティーです。
ぜひこの喜びを共有したいので、
昼間の作例はphotohitoなどのサイトで確認できるとして、
高感度の性能にフォーカスしたいと思います。
画質比較
では極端な検証ですが、iPhone5、SONY RX100、EOS6Dこの組み合わせで検証していきましょう。比較するべき機種ではないのですが、iPhoneかフルサイズのEOS 6Dかの両極端だった僕が、なぜRX100を持つようになったのかわかっていただけるかと思います。
絶対的な悪条件で比べてみましょう。
iPhone以外はISOを高感度に上げていきました。
選んだのは写真の青四角の部分。光の当たっていない大きなプランターです。
この写真の明るさは目で見た明るさにしています。
iPhone 5、sony RX100、canon 6Dで撮り比べてみることにしました。
iPhone 5の場合
iPhone 5 iso 500 f2.4 1/15
SONY RX100の場合
SONY RX100 iso 3200 f1.8 1/125 0EV
SONY RX100 iso 6400 f2 1/200 0EV
CANON EOS6Dの場合
CANON 6D iso 6400 f2.8 1/40 0EV
CANON 6D iso 12800 f2.8 1/80 0EV
CANON 6D iso 25600 f2.8 1/160 0EV
iPhone5はさすがに携帯カメラという感じが出てしまいますね。ザラザラ。小さいセンサーでよく頑張っているとも言えますが、使える写真ではないです。
最も条件の悪い場所なので、ノイズでいっぱいになることは予想されていました。好感度モンスターのEOS6Dはこれぐらいの光量があると昼間みたいに映ります。もちろん設定は0EV。肉眼に近い印象で取るためには-EV設定が必要です。iso25600でもほぼノイズレスです。この場所を忠実に見た目の感じで写してくれたのが、RX100。 肉眼では真ん中の草花が真っ黒につぶれてしまうぐらいなのですが、それもきちんと描写してくれています。iso6400でもほぼノイズなしで全く感動的です。初めてコンパクトカメラとして使える高感度性能です。
次、ほんのりと光があたっているこのお花(青四角)で比較
青の四角の部分を近くに行って撮ってみました。
iPhone 5の場合
iPhone 5 iso 800 f2.4 1/15
SONY RX100の場合
RX100 iso 2000 f1.8 1/30 0EV
RX100 iso 6400 f1.8 1/100 0EV
CANON EOS 6Dの場合
CANON 6D iso 6400 f2.8 1/25 0EV
CANON 6D iso 12800 f2.8 1/50 0EV
CANON 6D iso 25600 f2.8 1/100 0EV
これまた見た目に忠実に出してくれたのがRX100。ノイズもそこまで目立たず。素晴らしいです。iPhone5のカメラと比べると、やはりRX100は持つべきカメラ。1/1.7型 CCDカメラだと、映りはiPhoneに近くなります。6Dはフルサイズなので比べるとあれなのですが、RX100の画像もいい線いっていると思います。
これは何を意味するかというと、旅行に行って、例えばろうそくが明かりの屋外テラスなどのお食事もRX100で撮影できるということです。canons95ではザラザラで無理でした。
次にノイズが一番出る夜景比較
iPhone 5の場合
iPhone 5 iso 800 f2.4 1/15
SONY RX100の場合
RX100 iso 1000 f1.8 1/30 0EV
RX100 iso 6400 f1.8 1/200 0EV
CANON EOS 6Dの場合
eos 6D iso 6400 f2.8 1/60 0EV (レンズEF24-70 F2.8L)
eos 6D iso 12800 f2.8 1/160 0EV (レンズEF24-70 F2.8L)
eos 6D iso 25600 f2.8 1/320 0EV (レンズEF24-70 F2.8L)
一番ノイズが出やすい夜空です。RX100素晴らしい。なんてクリアな画像なんでしょうか。EOS 6Dの iso 25600でようやくノイズが確認できるんですが、それと比べるとRX100、1型センサーで頑張っています。
もちろんisoが下がった6Dが一番美しいのは間違いないのですが、iso6400でノイズが気にならない夜景が撮れるコンパクトカメラはないと思います。
RX100 Ⅰ Ⅱ Ⅲ どれを買えばいいの?
これの答えは明確です。contax T2の完成度を目指すなら、
間違いなくRX100タイプ Ⅰです。
理由は圧倒的に軽い。
RX100タイプⅢになるにつれて、どんどん重たくなりなんとRX100タイプⅠ 240gなのに対してタイプ3は290g 50gも重たくなっています。
例えるとRX100タイプⅠに10円玉10枚セロテープでくっつけるとRX100タイプ3の重さなります。コンパクトカメラでは致命的です。厚みもましてポケットに入りにくくなります。
ただひとつRX100タイプⅡから今の時代に必要な機能が入っています。
それが Wi-Fi。 撮った写真をfacebookやtwitterにあげたい人は絶対入ります。そういう人はこれを買ってください。wifi Sdカード。その中でも圧倒的におすすめがこれ。ezShare FlashAirやEye-Fiなどいろいろ販売されていますが、おすすめする理由があります。
● 設定が簡単
● wifi 機能on offスイッチがある
→カメラのバッテリー消耗しない
iPhoneに接続したいときはカメラのSDカード入れの蓋をあけて、スイッチをshareに入れ、iPhoneのwifiをezShareに後はアプリで接続するだけで。
カメラ内画像がiPhoneに表示されます。SNS、ブログ等に写真をアップするタイミングは限られているため、このスイッチがあると、カメラ側の電池を消耗しません。なのでwifi SDはこのスイッチがあるかないかが使い勝手でとても重要になってきます。
間違いなくwifi SDの中で最もおすすめする製品です。
答えとしましては現時点ではRX100タイプ Ⅰ+ezShare SDカードがベストバイです。
追記)
ez Shareが手に入らなくなったので今ならFlash AIRがベストバイです!
RX100 タイプⅡとタイプⅢは何が違うのか?
●RX100 Ⅱ
→Wi -Fi 、 NFC対応、CCDの好感度性能が若干アップ iso12800までOKに
液晶モニターチルト可能に
●RX100 Ⅲ
→焦点距離が24-70mmに変更。広角強く望遠短くなった。
望遠のFが2.8と明るくなる。手ぶれ補正精度がUP。ファインダーが搭載された。動画の性能も少し改善。
という感じでしょうか。特に必要な機能はwifi。しかしezShareがあればカメラ設定でのwifiより使い勝手がいいです。あとは高感度。これはしょうがないのですが、上記の撮影サンプルを見ていただけると、iso6400画像で十分じゃないでしょうか?
液晶ーモニターのチルトは正直入りません。重たくなりカメラの厚みが増した根本的な原因です。
現在の価格comでの価格差を比べると
●RX100 Ⅰ 38796円
●RX100 Ⅱ 52673円
●RX100 Ⅲ 81094円
この価格差があります。間違いなくRX100 Ⅰがバーゲンプライスなのがお分かりいただけるかと。
おすすめグッズについて
グリップはつけるとよりホールド感は増すのですが、このカメラの持つ品が少し失われ、野暮ったくなります。こんなかんじの皮を貼れば、よりしっくりと持てます。
どうしてももっとしっかりしたグリップという方は
これがベストだと思います。
持ちにくいとの評価あるんですが、sonyさんちゃんと考えていて裏面のこの部分のラバーに親指をきちんと引っ掛けて持つようにすれば、全くすべりません。
バッテリーは十分持つので必要ないですが心配な人はこれ。
ほんとにおすすめするのがこれ。
RX100はUSBを本体に差し込んで内部バッテリーを充電できるんです。
バッテリーもひとつあれば持つので、家では
iPhone + ipad+RX100+WiMAX ルーター+iphone外部バッテリーの5つを
一気にこれに差し込んで毎晩充電してます。
結論
RX100は間違いなくおすすめのコンパクトカメラ
描画性能は
ポケットに入るLレンズを付けたEOS KISSのような感じ。EOS KISSのキットレンズだと、多分負けます。RX100に。
もちろんフルサイズのEOS 6Dに勝てるわけではないのですが、
たった240gのポケットに入るカメラでこれだけ撮影できれば言うことなし。
レンズも28-100mm 旅行もこれひとつでこなせます。
ボケを楽しみたければ広角の28mm F1.8という明るい領域を使えばいいわけだし。
荷物を減らして、旅行を楽しみましょう。
左 RX100 240グラム ズームレンズ 28-100mm f1.8 – f4.9
右 eos 6D+EF24-70 F2.8L 1785グラム ズームレンズ 24-70mm f2.4通し
その差1545グラム。
想像してみてください。1.5Kgのダンベルを常に持ちながら旅行に行く姿を。
これぐらい差があります。
旅など海外旅行に行かれる方。にはもってこいのカメラ。EOS 6Dは大好きなのですが、ちょっとした旅は左を持ち出すことが多くなりました。
正直な話、Sサイズのスナップの場合夕方4時ぐらいまでの写真だとこの左右のカメラで撮ったものあまり差が無いです。canonのs95の場合は明らかにこっちがコンデジとなっていたのですが。w MACのiphotoで整理して、これどっちで撮ったけとなりました。それぐらいクリア。Lレンズでとった写真は明らかに抜けがいいので、さっと見たらすぐわかるのですが、RX100のレンズもそれに匹敵するぐらいクリアに映ります。
RX100はコンパクトカメラの歴史を変えた名機だと思います。
是非興味持たれた方は店頭で触ってみてください。
RX100 タイプⅢが発売されて間もないですが、よけいに初代RX100がいかにすごいカメラか、わかって頂けたと思います。
EOS 5D mark 2が一眼レフを変えたように、RX100はコンパクトデジカメの流れを一新させました。
コンデジいやiPhoneで十分とお考えの人は、また最近のコンデジ触れられることおすすめします。
今後のコンデジ購入の参考になれば幸いです!
長々と書いてしまいましたが
読んでいただきありがとうございます。
楽天と比べると現在amazonがかなりお安いです。
amazon価格現在
追加記事
iPhone 6 Plus の場合 (9/21日追加記事)
せっかくなのでPhone 6 plusの画像を比較検討に追加させていただきました。
撮影日が違うので草木の内容が異なっていますが、光量はほぼ同じ条件です。
iPhone 5に比べ好感度性能が上がっているように思います。フラッシュ時の映りは素晴らしいです。
例の光の当たっていないこの場所です。 青四角
iPhone 6 plus iso 1600 f2.2 1/15
iPhone 6 plus iso 100 f2.2 1/15 + フラッシュ
同じ条件の場所で撮影
前回同様 同じ場所の青四角のところをiPhone 6 plus で撮影してみました。
花が葉っぱに変わっていますがご了承ください。 光の条件は同じくらいです。
iPhone 6 plus iso 1600 f2.2 1/17
iPhone 6 plus iso 100 f2.2 1/17 +フラッシュ
iPhone 5に比べ高感度の性能はかなり上がっています。
次は夜景
iPhone 6 plus iso 640 f2.2 1/15
かなりいけてませんか?これ。
iPhone 5にあったぼやけた眠い感じがとれています。iPhone 6 plus のカメラはなかなかやります。iPhoneの場合iso設定が出来ないため、成り行きで撮影していますが、iPhone 6 plusのカメラは 悪条件でもなかなかの性能を発揮してくれます。
iso 600あたりだとノイズ少ないですね。これにはすこしびっくりしました。
絵の作り方も進化しています。iPhone と比べるとフォトショップの自動調整が入った感じでしょうか。
iso 600 以上はフラッシュ+で使えるカメラな感じです。
iPhoneは高isoになると、CCDが小さいので画像処理でノイズは少ないものの色が飛んでしまいます。それにくらべてRX100はこってり色が映るので素晴らしいです。
しかしappleという企業はすごいですね。ここまできましたか。
さすがに葉っぱの写真は悪条件すぎるので、写りが良くないのは当然ですが、夜景の写真はびっくりです。
簡単にですが比較記事を追加させていただきました。
ありがとうございます。
追記) RX 100 Ⅳ が出ましたが……..
sonyさんサイトより
やっぱり最初のRX100で十分なような気がします。
スローモーションもiPhone 6 plusで足りますし、
4Kはさすがに魅力ですが…
CMOSも積層型は動画やスローモーションに強いわけで、写りは同じ1.0型ベースなのでさほど変わらないと思います。
やっぱり初代RX100で十分だなと思いました。
中古のRX100ならここおすすめします。
安くてサポートもしっかりしてます。
オススメです。
ジージーと異音が鳴り出した方へ
RX100を使い倒しているのですが、とうとうジージーと異音が鳴り出しました。
それもピントを合わせる時に。
ただ不思議と壊れていなくピントも合い、写真が撮影できます。
同じような症状の方はファームウェアをアップデートしてみてください。
私の場合はMAC OSが最新版だったためアップデートできず、SONYに電話したところ、
着払いで全て対応していただきました。
さらにレンズ部の電気調整をして戻ってきました。
もちろん送料は無料です。
もし同じ悩みでお困りの方。ぜひご検討ください。
こちらの記事も是非
ストラップはこれが素晴らしかったので是非ご検討ください。
こちらのグリップもマストバイです。
写真にまつわる話
まとめてみました。