先週末楽しそうにキャンプに行ったご報告をしたのですが、
実は……
蜂に刺されてました。
アシナガバチです。
バウルーとかケリーケトルとかで楽しそうにエンジョイしているように見えて…..
右足腫れてました。
刺された場所は右ふくらはぎ。
コテージ型のキャンプ場で、設備の備品を置いてる倉庫があるのですがそこへの道中でやられました。
蜂に刺されてのはこれが初めて。
昔アブに刺されたことがあるのですが、それの何倍もの痛さです。
どれぐらい痛いかを表すと…
裁縫用の針を深さ3mmぐらい皮膚に刺して刺しっぱなしの感じです….
後半はジーンとして刺さってる感覚がなくなるんそんな感じ。
そもそも自分の蜂に対しての認識が甘かった。
蜂って刺したら自分も死ぬからよっぽどのことがないと攻撃しないと思ってました。
それが間違い。
正解は
ミツバチ → 1度の攻撃で死ぬ
アシナガバチ、スズメバチ → 何度でも攻撃できる
こんな大切なこと学校で教わってない。
ベンリーさんのサイトより
少し衝撃的な画像なのですが、ミツバチが刺した瞬間です。
ミツバチのみ針が毒のうと言う毒を保持する内臓器官と一体化しているため、その臓器を引きちぎってまで相手にダメージを与えようとします。
あとミツバチのみ針にかえりがいていて針が抜けない構造でこんな感じに…..
この後ミツバチは20分程度で死んでしまうそうです。
なんだか切ない。
この理論はそう アシナガバチ、スズメバチには関係ない。
奴らガンガンに刺せます。
間違った知識で、蜂はよっぽどでないと攻撃しないと思っていた私は
アシナガバチが一匹飛んでた横をグイグイ横切ってしまったんですね。
蜂がちょうど足元に来た時に自分の右足が前に出て、ドンピシャで刺されました。
刺された時は激痛が走ったのですが、奥多摩の大自然、自然の冷却装置があります。
そう川。 ふくらはぎを刺されて腫れは足首まで20cmほど腫れましたが、冷たい川の流れに足をつけることでクールダウン。
2日目は多少気にすると痛いですが
岩から川に飛び込んでました。
3日目ぐらいから徐々に痛みは消え 腫れも引いてきました。
帰って来た時は痛みも治まってたので病院も行ってません。
問題は1週間後
ここから局所的なアレルギー反応が始まりました。刺された場所が恐ろしくかゆい。
でそこをかいていると足首までの20cmぐらいの範囲で同じくかゆみが広がり、
蕁麻疹のように腫れて熱を持ち出します。
なんじゃこれー毒じゃー! と思った私は
病院に行きました。
どうやらアレルギーの抗体ができるのに1週間ぐらいかかるらしく抗体ができてからの
蜂に刺された部分の毒素に対してのアレルギー反応みたいです。
だからタイムラグがある。
いただいたのは塗り薬と、アレルギー反応を抑える薬。
早く来た方が良かったですか?と聞いたところ
帰ってきてすぐにこの薬を摂っていれば1週間後かゆみとかはなかったかもとのことです。
今回のは局所的なアレルギーですが、全身に広がると
アナフィラキシー状態 日本でのアナフィラキシーショックでの死亡者は年間50-100人
その中で蜂毒では20人ぐらいです。
蜂に2回刺されたら死ぬ!
などの俗説が出てくるのはこのへんの影響もありそうです。
つまり、アシナガバチのアレルギー反応に対する抗体を作った私は
次刺されると予想がつきません。
どうやら蜂毒アレルギー体質の人に関しては毒が体内に入る回数が増えるにつれ反応が強くなるそうです。これは検査でわかるそうです。
蜂によるアナフィラキシーでの死者は日本で年間20人ぐらいなので、年間蜂に刺される人の数と比べると本当わずかなのだと思いますが、少し怖いですね。
ファーザーさんのサイトにアナフィラキシーのことが詳しく書いてあるのでぜひ一読してみてください。数字のソースもここから引用させていただきました。
grapeさんのサイトにはアナフィラキシーショックまでの流れが書いてあります。
これは貴重です。刺される前に知ってたらよかった。これは基準になります。
で蜂刺されでいろいろ調べてみると出てきたのがこれ
ポイズンリムーバー
こんな商品があること知らなかった…
注射器の逆版です。
レバーを引き上げ真空状態を作り出します。
みなさんのレビューを見てるとなんと蚊に刺された時に使ってる方も多いw
釣り師の方も毒がある海の生き物に対して使われていたり
ニキビなんて方もいました。
アタッチメントを付け替えると
このような大きい範囲に対応できますが、実用的には小さい面積の方だと思います。
蜂に刺された場所をかきすぎて少し血が滲んでたのですが、これを使うとリンパ液と合わさった体液が吸い出されていくのがわかります。これにはびっくり。
えっこんなに液体出てくるの?という感じです。
2回目刺されるのが怖いので、
次のキャンプ用に購入しましたが、
林業に従事する方にはマストアイテムみたいです。みんな持ってる。
同じようなところに行くにわかキャンパーは持っていない。これは危険です。
このブログを読むとプロの方はこちらを薦められていますね。
右側が新製品のようです。
あーこれ刺された時にあったら事前に対処できていたのにと本当に後悔しました。
キャンプなどに行く時は近くに病院がない場合がほとんどです。
なので滅多に刺されることはないと思いますが、このような道具があると本当に安心です。
大人でもめちゃくちゃ痛いので子供にはきっと耐え難い痛みでしょう。
なので楽しいキャンプにするためにもこれは必需品だと思いました。
人数がいると誰か一人このような商品を持っていると本当にありがたい。
学校の遠足とか蜂刺刺されの可能性がある引率の関係者の方もポイズンリムーバー導入した方が良さそうです。
あと最後に知らなかったこと
● スズメバチは毒液を空中から散布出来ます。
この散布された毒液が目に入り失明したケースもあるそうです。
散布された毒液が警報フェロモンとなり仲間を一気に呼び寄せます。
スズメバチ集団に刺されたニュースがあるのはこのケースです。
● 黒い服、黒髪、香水、ジュースなどの飲み物の匂いによってきます。
スズメバチの好きな匂いは人間に近いそうです。なので香水などもNG
黒髪もダメかとびっくりしました。対策としては帽子や、ハンカチを頭にかぶるなど
こうなってくると大変です。
山に黒いt−シャツで出かけるのはマント振ってる闘牛士状態です。
黒いズボンも避けた方が良さそうですね。
● スズメバチの場合 カチカチという顎を鳴らす音がしたら、すぐその場からはなれましょう。彼らにとってイエローカードが出ています。
身をかがめて逆方向に逃げてください。蜂の目の特性が地面近くのものが見えにくいらしいのでかがむという行為は有効だそうです。
あともちろんですが刺された傷口を吸ってはいけません。
口に傷があった場合毒素が入ってしまいます。
刺されないことが一番ですので、皆さんもお気をつけ下さい。