みなさま 風邪ひいいてませんか?
子供の幼稚園ではインフルエンザが流行り学級閉鎖になりました。
この季節にはありがちなことなんですが…
写真のようにいろんな空気清浄機を試しているうちでは、
そもそも風邪に空気清浄機って有効なの?
という疑問が湧きちょっと調べてみました。
まず最初にウイルスのサイズ。
風邪のウイルスサイズは0.02〜0.3マイクロメートル(ミクロン)
空気清浄機の各社のフィルターは0.1マイクロメートルは除去できます。
とすると0.3マイクロメートルのウイルスは除去できても0.02マイクロメートルのウイルスは除去できない。
こういう微妙なラインなことがわかりました。
ちなみにPM2.5は2.5マイクロメートル。細菌は1〜5マイクロメートル。
黄砂は4マイクロメートル、花粉20〜40マイクロメートル。
ということは空気清浄機では
細菌は除去できる。花粉なんかはかなり有効ということがわかります。
細菌って意外に大きいですね。
サイズはこちらのサイトが分かりやすかったです。
ちなみにインフルエンザは0.1マイクロメートル。 これまた微妙です。
なので日本の家電勢はナノイー、プレズマクラスター、光ストリーマといろんな技術を投入して、ウイルスにも有効と宣伝しています。
しかし、空気清浄機を導入したからといって風邪をひかなくなることはないので、
この辺も微妙かなーと。
ダイキンさんのホームページによると、とにかく湿度を上げて、ウイルスを下に落とすのが有効とありました。
大手のダイキンさんでも空気清浄機の有効性をあまり押していないため、
実験室では有効性を確認できたという感じでしょうか。
結論としては、
有効かもしれないが、ひくくときはひく。
空気清浄機より加湿器が有効。
という感じでしょうか。
そんな中
空気清浄機の話を引っ張るのもあれなんですが….
風邪のようなウイルスにはあれですが、0.1マイクロメートル以上だと有効です。
せっかくなのでお付き合いを….
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我が家にはいろんな空気清浄機があるんですが、
いいものを探そうと買い足していたら最初の写真のようになってしまいました。
同じブランドや色等統一したいところなんですがw
新製品のレビューではないので、メーカーの特徴など掴んでいただければ嬉しいのと、
あとヤフオクで中古を探されている方には指標になると思います。
他にも人気の製品(シャープやブルーエア)などたくさんあると思うのですが、
ダイキンとBALMUDAの2メーカーに絞って
あーだこうだ言ってみたいと思います。
ダイキンについて
昔のダイキンを使われていた方は一番嫌がられていた水タンク問題。
加湿用の水タンクがフィルターの前についていたため、とても汚れてしまうんです。
この右側の古い機種(ACK75L) 2010年ぐらいのダイキンです。それが2012年(MCK70NKS)ぐらいに改良されて、サイドタンクになり、ものすごく使いやすくなりました。
こんな感じ
なのでヤフオクとかで購入検討される方は絶対に2012年以降の給水がサイドからできるものを選んでください。 左のTCK70 (現行) というシリーズは本当に名器だと思います。
現行でもマイナーチェンジして販売されているので是非チェックしてみてください。
価格.comでもランキング2位です。値段が高くてもみなさん選ばれている証拠。
どのメーカーよりも満足度が高いことが伺えるかと思います。
ダイキンの何がいいかという部分のなのですが、
加湿をしてくれるところ。
加湿器を焚きっぱなしだと加湿が70パーセンとぐらいになってしまうのですが、
ダイキンの空気清浄機の加湿だと50パーセントぐらいをうまくキープしてくれます。
アクティブプラズマイオン
これが地味に便利 他者だとナノイーとかプラズマクラスターと呼ばれるものかもしれません。
例えばタバコや焼肉の匂いがついた上着をダイキンの空気清浄機の上にかけておくと、匂いが取れます。
光ストリーマ
カビやウイルス、花粉その他匂いの原因物質を分解する分解する電子放電技術なんですが、内部に吸い込んだ汚れをさらに分解します。
サイドに電気集塵方式のプラズマイオン化部というところがついているのですが、
ここもすごくて、小さな埃アレル物質を吸着させてくれます。
ここで集めた汚れは拭くと真っ黒。
こんな感じで左右8面の金属部分に微粒子が吸着していきます。さらにここでアレル物質をプラスに電化させて、後ろのフィルターがマイナスなので吸着させるような仕組みです。
右の過去モデルにはついていなかった。
ダイキンの製品には外向きのアクティブプラズマイオン
内部の殺菌の光ストリーマと技術が二つあるんですが、
外向きのアクティブプラズマイオンは焼肉の匂いがついた上着なども空気清浄機の上にかけるだけで匂いが消えます。これは便利。
内部殺菌の光ストリーマは加湿器の水の除菌にも適応されるため水が臭くなりません。
電気集塵方式+各種フィルターとありとあらゆる手をつくして埃を除去していきます。
吸収した埃に対してまで殺菌するため、使っていて嫌な臭いを感じたことはないです。
ダイキンはやっぱり空気の事を考えてきたメーカーなので、この辺はいろんな技術が投入されています。
BALMUDAについて
当たり前ですが….
まーかっこいい。
部屋に置いたときのルックスは本当最高です。
写真の商品はJetClean現行品は名前が変わってAir Engineになりました。
基本的にフィルターが変更になったぐらいで、大きな性能変更はないです。
ダイキンの製品とこれを比べると少し違うのですが、こちらは純粋に空気清浄機です。
なので加湿ができません。BALMUDAのRain と組み合わせればいんですが…
BALMUDAの考え方は、ダイキンと違って至ってシンプル。ものすごいフィルターをつければいいじゃんと… 工業的です。
フィルターの交換も実にシンプル
このフタを開けるだけ。
こんな感じでフィルターが入っているだけです。
フィルターも2重構造。中の黒いのが消臭タイプです。
つまりBALMUDAのやり方は、いろんな電気的なあれこれなしに、フィルター一本勝負です。
気持ちいいといえば気持ちいいのですが、外向きに何かイオンを発生して、匂いをとるとかそういう機能はありません。
あとこのボタン 飛行機の形のやつ。
これを押すだけでもう業務用です。
とんでもない風量で風を吸い込みます。DYSONの掃除機を連想してください。
ただこれはタバコを吸う環境でないと必要でないかもです。
それなりにうるさくなるので、実用的ではない。
うちでは帰省から帰ってきたときなどこれを押して一気に空気を循環させてます。
そのような時には頼もしいボタン。
普段はあまり入らないボタンです。
じゃあどっちがいいの?
根本的な考え方の違う2メーカーなのですが、ずっと空気のことを考えてきたダイキンはさすがの製品です。
吸い込んだゴミやイオンを発生させてゴミを吸着させるなど色いろ手が込んでいます。
空気清浄機の性能なのですが、専門的な機器を持っていないためわかりません。
ただ何個もいろいろ使ってきて思うのは、デザインならBALMUDA、使い勝手ならダイキンです。
一つは状況反応。
今のBALMUDA AirEngineになってから改良させているのかもしれませんが、うちのBALMUDA Jetcleanは人が部屋に入ってきてもあまり反応しません。
ダイキンの方は人が入ってきたりするだけで、ファンが高速回転になったり、湿度が下がってきたらより湿った空気を循環させようと、ファンがより高速に動き出します。
BALMUDAの方はあまりそういうのに反応していません。後ろにセンサーがあるんですが、クリーニングしても同じでした。
もう一つホコリの溜まり方。
掃除の時に思うこととして、ダイキンの方がフィルターにいっぱいホコリがたまっているんです。
いつもダイソンで掃除するんですが、ダイキンの方は表面にびっしりホコリが5mmの層になってたまっているんですが、BALMUDAの方はそんな感じにたまりません。
ダイキンと同じようなたまり方をすると円筒形のフィルター周りにびっしりホコリがたまってるはずですが、そうはならないんです。
強さ2ぐらいの運転で同じように埃吸着していきました。
BALMUDAですが、中のフィルターが汚れているような気がしません。
0.1ミクロンも除去することなので性能があると思うのですが、この辺がいまいちわからないところ。
とってくれているのか少し不安になります。
これは音に関係しているのかもしれません。ダイキンとBALMUDAを比べると通常運転時の音に差があります。ダイキンは音が鳴らないぐらいの運転にしてもある程度風を吹き出しているのに対して、BALMUDAは本当に微風になります。
この辺の吸い込む空気量に差が出ているんだと思うのですが、それが埃のたまり方に比例するんだと思います。
ただし強力なジェットクリーンモード(音がうるさいですが)はどの空気清浄機よりも強力に空気を循環させます。サーキュレーターぐらい風を吹き出します。
なので空気を循環させたい人にはBALMUDAは最適かもしれません。
あとは湿気の問題。
よく加湿器付き空気清浄機は加湿から変な匂いが発生しやすいという弱点があります。
うちでは大丈夫なのですがカビが発生しやすい環境によっては上手く使いこなせない可能性が… その場合はバルミューダのような空気清浄機機能に割り切った商品をお勧めします。
最近のBALMUDAはAirEngineになって内部のフィルターで除菌も行う酵素フィルターも導入しました。この辺で内部の除菌もダイキンのようにできるはずですが、フィルターの交換が少し高いのがネックです。
こちらは安いタイプ。今回の写真のやつです。
その点ダイキンは光ストリーマで内部除菌しているため普通のHEPAフィルターでもストリーマ照射で酸化分解してくれます。
BALMUDAはフィルターの表面塗装で除菌という感じです。
じゃあブルーエアはどうなのよ?
性能のダイキン勢に対抗して、デザインのバルミューダなのですが、
もう一つ忘れてはいけないのが性能とデザインのブルーエアです。
いろんな書き込みを読んでいるとフィルターが高いだの、少しうるさいだのいろいろ書かれていますが、センサーの反応もそこまでは良くないみたいです。
ただこちらのひよりさんのブログを読むとかなり大きなフィルターで
バルミューダと同じくフィルター勝負みたいですね。
デザインは最高にかっこいい。
アウトレットもあるのでお手頃価格で買えるみたいです。
なのでデザイン重視でインテリアとして空気清浄機がほしい場合はBALMUDAかブルーエア。
加湿もして一台で済ませたい時はダイキンがいいと思います。
ダイキンの加湿器は水も臭くならず性能がいいのでこれはこれで素晴らしいです。加湿器単体で湿度50パーセントをコントロールしてくれるものはなかなかないんじゃないでしょうか…
どちらも確実に空気はきれいにしてくれるので、お好みで選ばれればいいのですが…
ヤフオクで探される方はダイキンの2012年以降の水タンクがサイドになった物を選んでください。
除湿はこのブログで紹介したように、洗濯乾燥する部屋に除湿機を単体でおいた方がいいかもしれませんが…
長々書いてしまいましたが、
自分の使っているメーカーのわかる範囲で書きました。
メーカーによって考え方が全く違うので、とても面白いところ。
少しは参考になったかと思います。
是非今後の空気清浄機選びのご参考にしてください。
追記 ダイキンのフィルター交換したら湿度計が直りました。
これダイキンのMCK70NKSのフィルターです。 上が5年目 下が新品。
10年交換不要のフィルターですが、あまりに汚いので新品購入してみました。
少し風量が上がった感じがします。
あともう一つ良いことが。
湿度計が50パーセントぐらい湿度があるときでも40パーセント表示だったのですが、
フィルターを交換して直りました。 別の湿度計と同じ状態を表示しています。
なのでダイキンの湿度計で値がおかしい人はフィルター交換することによって改善するかもしれません。
是非ご参考ください。
さらに追記)2017/9
古い機種(ACK75L) 2010年ぐらいのダイキンの空気清浄機(白いやつ)をこのブログで紹介していたのですが、フィルター交換しようと調べたらなんとリコール対象機種でした。 ダイキンに連絡し、送らせていただいたのですが、修理できないパターンだったみたいで、なんと代替機種として新品の2014年のブラウンモデルと交換していただけました。ダイキンさんアフターサービス素晴らしすぎます。
ありがとうございます。
こちらの記事も是非
追記 2020/4/1
新形コロナに対して空気清浄機が効くのか?
という疑問が発生しました。
日本ウイルス学会によると ウイルスの直径は100nm-200nm(ナノメートル)だそうです。 200nm=0.2マイクロメートルなので
BALUMUDAのフィルターは0.3マイクロメートル未満の微粒子に関しては除去が確認できてないそうです。
つまり最新のBALUMUDA空気清浄機のHEPAフィルターでも除去できていないことになります。
ダイキンではどうなんだろうかと…. ダイキンの場合 光ストリーマ技術があるので
ダイキンの場合は0.1マイクロメートルから2.5マイクロメートルの粒子を99%除去とあります。0.1マイクロメートル未満の粒子はまた除去の確認ができていないと….
これまた微妙な所ですがBALUMUDAよりは除去の可能性がありそうです。
あくまでカタログスペックの評価ですが、ご参考ください。
2020年の各メーカーの空気清浄機のスペックとウイルスの関係こちらにまとめてみました。 ↓