今日はガジェットの話です。DjiやGoProなどと様々なレビューで比較されがちなFeiyu(フェイユー)さんから、カメラが独立して離れる新しいタイプのカメラが出たので早速使わせていただきました。
やりたいこと
カメラが分離されるということの利点はまさにこれ
映画の撮影などで使用される、夢の車上3軸ジンバルができるのであります。
今まで車の上にgoproなどは乗せていたのですが、実際に一体型のジンバルを乗せるのは無理がありました。
例えばGoPro。ジンバルではない手ブレ補正なので、車の上に乗せるとこんな感じ
【GoPro】車の向きに合わせてカメラが向く
※GoProの場合は上図は極端な説明ですが、手ブレ補正の範囲で左右振り幅はあります。
【ジンバル/Feiyu Pocket 2S】車の進行方向にカメラが向く
こういう映像になることが予想されます。
ドリフトラジコンに乗せてみました
オフロードでやっても面白いんですが、せっかくなので最近やりだしたドリフトラジコンに搭載してみました。
用意したのはyokomoのドリフトラジコン YD-2Sです。
オフロード、オンロード、クローラ、ミニッツなど何でもやってきてましたが、まだやってなかったジャンル ドリフト。とうとう手を出してしまいました。ご存じない方もいらっしゃると思うので説明すると、タイヤを滑らせながら走るドリフト走行ができるラジコンです。 タイヤはゴムでなくプラスチック。yokomoのYD-2Sは 今主流の2WD+ジャイロセンサーのドリフトラジコンです。4WDのドリフトラジコンより簡単で綺麗にドリフトできるのが特徴のモデル。 ドリフトパッケージで挫折した人は2WD+ジャイロセンサードリフト 是非やってみてください。
ドリフトはなんだかイケイケのイメージがあったんですが、実際やってみると大違いで、スケートボードやサーフィンに似てます。プラスチックのタイヤで滑らせながら操縦する楽しさは、確実にスケーティングの面白さ。色々ラジコンやって来ましたがドリフトが人気がある理由がわかりました。路面からの入力が小さいのでスプリングなどセッティングの難しさは他のジャンルよりあるかもしれませんが、決まれば永遠にできます。
なぜドリフトラジコンにジンバルが面白そうかと思うと、車の向きとは違って 慣性を維持しながら車が進行方向に進みます。 これどんな効果があるんだろうかと…. 映画撮影の現場でもカメラ側がドリフト車はないと思うので、どんな映像が撮れるか興味津々です。
ジンバルをボディーの上に設置して 本体はバッテリー上のプレートに両面テープで固定しました。
ボディーに付属の台を両面テープで接着して、ジンバルはマグネットで載せるだけです。 このようにくっつきます。YG-302という装置がラジコン側のジャイロセンサーになります。
ボディー上部の取り付けはこんな感じ。
例えば、ぶつかった時にジンバルの回転部分に力がかからないように、マグネットから取れてくれるのでありだと思いました。逆に壊しにくい構造だと思います。
ジンバルをつけてボディーを揺すってみるとこんな感じ。GoProを上に乗せては絶対にできない動きだとわかっていただけると思います。
谷田部アリーナ 現在 TSUKUBA RCパークで撮影してきました。 このドリフトコースを走ると、どんな映像が撮れるのでしょうか? わくわくします。
窓にスモーク入れていないため中の本体映像がよく見えます。
横から見るとこんな感じ
実際の映像
ドリフトやりだして間もないので下手っぴですが、そこはご了承ください。100度広角 4K 30Pで撮影してますのでできれば4Kで見てください。 このカメラは130度の超広角も選べます。
いかがでしょうか? すごくないですか?
ドリフトのテクニックやスロットルワークは置いておいて、ほんとに気持ちいいい映像が撮影できました。このカメラ、実はラジコンのためのカメラなんじゃないかとすら思ってしまいます。 特有の車の向きと進行方向が違うドリフトが上手く撮影できてます。 画角の下に車のフロント部分は写っているんですが、これの映り込みの割合も、カメラのジョイスティックで上下左右設定可能です。
今回は30フレームで撮影したのですが、60フレームまで対応しています。60フレームで撮影すればもっとヌルヌルした映像になるかと思います。今回は上下の運動がほぼないため左右のみカメラが追従するHFモードで撮影しています。センサーもSony製です。
今回の映像はサイドスロットから入れたmicroSDでに記録しました。
このように上部にいつでもマグネットで取り付けできるため、すぐに普通のジンバルカメラとしても使用可能です。iPhoneとリンクによってSDカードの映像をそのままiPhoneに取り出しシェアすることも可能ですし、iPhoneからリアルタムにカメラを操作できる機能もあります。
今の所唯一無二
この様なポータブルでセパレートできるジンバルは業界初みたいで、ヘルメットにつけたり、リュックサックの紐に固定したり、自分の体の向き、顔の向き関係なくカメラは前を向いているため、街歩き動画や、旅行、など使えるシーンは多々ありそうです。
もちろんiPhoneをジンバルに固定すると、同じ様な感じで撮影可能ですが、かなり大掛かりな機材となります。 それに比べてこれは179gしかありません。
現在Makuakeで先行発売してますのでお安いうちに是非。 ラジコンの上に荷重に左右されにくい本格的なジンバルつけれるのは世界でこのカメラしかありません。 Pocket 2や2S販売されていますが、カメラが分離できるのは2Sの方です。ラジコンに限らずなにか別用途の参考になればと思います。
ラジコンについてはTverでこんな動画1週間見れます。 見れるうちに是非
https://tver.jp/corner/f0082444