今日は万年筆のお話です。
数年前、万年筆専門の文房具屋さんで試し書きをさせていただき、
とてもいい書き味で、
ずっと気になっていた万年筆がありました。
名前を控えてこなかたのが原因で、次見かけたら買おうと思っていても
なかなか見かけない万年筆なんです。
kakuno(パイロット入門用万年筆)があるため調べて購入するまでは
至っておりませんでした。しかしなんだか気になる。
そんな存在。
先日本屋で立ち読みしていた所、
ある方がこの万年筆を絶賛されており、やっと名前がわかりました。
それがこれ
KAWECO カヴェコスポーツ
カヴェコこんなブランド名聞いたことありますか?
1883年ドイツで生まれたブランドなんですが、会社自体は1970年代に幕をとじました。今はGutberler Gmbh社(ドイツ)によって復刻版が出されています。
やっぱり素晴らしい商品は、誰かが残さないとという志をもとに
時代を越えて行くもんなのでしょうか?
そのリレーのおかげで今 こうやって手に入れることができるのは
ほんとありがたい。
カヴェコスポーツというネーミングは 携帯性にあります。
なんと10.5cm
kakunoと並べてもこんな感じ。
あっ
kakunoの開発はカヴェコを参考にしたのかもですね。
キャップの感じとかそっくりです。
kakunoは6角形
カヴェコは8角形になります。
それがですねこうやってつなぐと
ベストなサイズになるんです。
これが持ちやすい。ものすごく。
携帯性のある筆記具は持ちにくいのが、当たり前なのですが、
カヴェコスポーツはつなげることで完成します。
つなげるとkakunoより少し長い。
キャップの部分が太くなるのでkakunoよりさらに持ちやすい感じになります。
親指と人差指の付け根の部分に、カヴェコのキャップの太さがぴったり収まります。
あと重さがとても軽いです。
私の中で毎日使うものは軽いものがベストという持論があります。
例えばパソコンのマウス。
どんなに高級多機能なマウスが出ても、
基本性能がある一番軽いマウスがやっぱり使いやすかったりします。
私の中では筆記具も同じで、高級なグレードアップでもモンブランを選ぶわけには行きません。そんな中このカヴェコスポーツは持ち安さ、軽さ、ずべてクリアです。
kakunoはキャップをこういうふう後ろにすると
重心が安定せず 使いにくい。
kakunoはキャップを外してそのまま使うのがいいですね。
カヴェコの長さがちょうどいいです。
書き味はkakuno Mサイズのペン先で比較すると
とてもやわらかいです。 ペン先の金属の材質がkakunoより柔らかい。
拡大
kakuno Mに比べるとこんな感じにかわります。
上が kakuno M
下が カヴェコ M
カヴェコのほうが若干太いですね。
デザイン的にたまらないのがこのアクセント
アルファベット kaweco かわいすぎです。
おすすめのインクはkakunoと同じパイロットものを
コンバーターつけて入れると、更にサラサラの書き味になります。
カヴェコのインクやLAMYのインクはパイロットの万年筆インクに比べ、
粘度が高くインクが出にくい原因になります。
オススメはこの色。
月夜 という色で黒に近いブルーです。
とても品がありオススメです。
こちら普通のブルーブラック。
lamyのブルーブラックに比べて青いです。
ホルダーも別で取り付けられます。
ゴールドとブロンズがあります。
先日ヴァージョンアップしたビクーニャとも相性ばっちり。
なんだか少し高級バージョンですね。
いろんな色のバリエーションがあるのでこれまたプレゼントにいいかもです。
そんなに高くなく、機能も、デザインも素晴らしく。
うんちくたっぷりの万年筆。
ちょっとしたプレゼントにいいかもしれないですね。
おすすめします。
デジタル大好きですが、文房具だけは宇宙ですね。
一度倒産しても、名品は復活する。
カヴェコには普遍的な魅力を感じました。
是非一度 体感してみてください。
追記 なぜこの万年筆のインクが乾かないのか?
もう一度書き直してみました。