前回ご紹介させて頂いたScan Snap SV600なのですが、
今回は雑誌をスキャンしてみる
point
雑誌の真ん中の膨らみは補正してくれるのか? 文字は歪んでしまうのか?
お題はこれ、4回の断捨離をくぐり抜けた 1995年のBRUTUSイームズ特集です。もう20年前の雑誌になります。
日本のミッドセンチュリーのブームはこの雑誌がきっかけになったといっても過言ではありません。
参考に1P開いてみました。
雑誌は開くとどちらかのページ膨らんで、そのままスキャンすると膨らんだままスキャンされてしまいます。右ページが上に膨らんでいます。
前回は大きな写真集のスキャンだったので、イレギュラーな縦開きという手法だったのですが、本来SV600はこのように見開きでスキャンすると右ページのような膨らんだページを補正してくれる優れた機能があります。
縦開きではこの補正機能は使えません。
では実際にスキャンしてみましょう
このボタンを押すだけでスキャンスタート
スキャニングが始まります。 あっという間。
スキャンが終わるとこんな画面が
続けて読み取りたい方は スキャンスナップ側の先ほど押したボタンをどんどんお指定くだけ。
読み取りを終了したい方はパソコンの読み取り終了を押します。
次にこんな画面が…
あれ?右側しかスキャンされていないような表示です。これは左のページが黒かった場合などによく起こる現象で後ほど修正できます。
平らな原稿
見開き原稿
2種類選べます。 前回のレポートの縦開きの場合は平らな原稿を選択して行いました。
しかし、今回の場合は見開きでA3サイズに収まります。なので見開き原稿モードで可能な補正をやってみたいと思います。
スキャンした後の補正方法
イメージを修正するを押して次の画面へ
赤の点線が右側にしか含まれていなく、 右のウィンドウも1Pしか表示していません。
なので赤の先を広げて指定してやる必要があります。
今下に黒いマットを敷いているため、黒ページが弱いです。
逆に白いマットを敷くと、白ページの認識が悪くなります。
赤の点線を広げてやるのですが、右ページが大きく膨らんだままスキャンされているのがわかりますでしょうか?
このように文字も雑誌の膨らみのまま歪んでいます。
赤の点線を広げてみます。
右のポイントはあっていたので
動かすポイントは4つ雑誌の真ん中と左端を指定してやります。
それだけで、赤の点線は雑誌の端にそってくれます。 とても簡単。
これで雑誌の文字の歪みがとれるんでしょうか?
補正を実行してみました。
すばらしい。 先ほど拡大した文字部分がまっすぐになっています。
これで保存して終了です。
来ました。
柳宗理さんの生前のインタビューです。
イームズの家に3度行ったと書いてます お茶をごちそうになった時、化学薬品を入れる無地の皿に砂糖が入っていて….と文章が続きます。
やっぱり捨てれないですこの雑誌。
歪んでいた文章はどうなっているでしょうか?
すごい!
ほぼ真っすぐに補正されています。
全ページをスキャンする場合はひたすらボタンを押してどんどん取り込みます。(自動モードもあり)
その作業が終了したあとで、赤い点線の補正をやっていきます。
今回のような黒いベタが多いページ雑誌はトリミングエラーが多く、点線を引っ張る作業が増えるということです。白フチがくっきりしてある雑誌はほぼスキャン作業だけで認識してくれます。
そんなこんなで本来のSV600の見開き補正機能を使ってみました。今回使用した思い入れの強すぎないw 雑誌であれば
ガンガン必要なページをスキャンして捨てることができます。是非ご参考ください。