今日は本の紹介。
書店でも平積みベストセラーなのでご存じの方もいらっしゃると思うのですが…
いくらブログを書いてもなかなか文章がうまくならない私ですが….
できるだけわかりやすく伝えれるようになりたいと買った本です。
国語力が元からあまりないのでw どこまで進歩できるか?ですが
悪あがきしてみようと思います。
多分日頃から文章を書くことに慣れている方は、当たり前の事ばかりなのですが、
目からうろこな情報ばかりでした。
今の自分の文章レベルにぴったりです。
この本の素晴らしいところは、原文と改善例の両方記載されています。
なるほど納得の連続です。
早速ですが、参考に、
いくつか引用させていただきます。
例えば
主語と述語を近づける
原文
証人は容疑者が店員が外の騒音に気を取られている最中に万引きしたのを見たと言った。
↓
改善例
店員が外の騒音に気を取られている最中に容疑者が万引きしたのを証人は見たと言った。
原文と例文を見ることで あっこれよくやってる! となります。
自分で書いていてもわかりにくい文章になることないでしょうか?
あっこういうことか! の連続です。
副詞と動詞 形容詞と名詞を近づける
原文
ともあれ困難が予想されるかもしれないが、始めよう。
↓
改善例
困難が予想されるかもしれないが、ともあれ始めよう。
たしかにこれまたやってます。
漢字とひらがなを使い分ける
原文
先生に相談した所、「行き詰った時には、考えるのをやめて置きなさい」との事だった。
↓
改善例
先生に相談したところ、「行き詰ったときには、考えるのをやめておきなさい」とのことだった。
必ずひらがなにするべき場合があるそうです。「ところ」「とき」「こと」といった形式名詞、「おき」といった補助用語… 漢字は表意文字なので、漢字で書くと文字がもともともっている意味が表面に出てきます。
これが読みにくくなる原因ですって。
すごい。
今まで感覚的に漢字とひらがな使い分けていましたが、ここまでわかりやすく説明してもらえると納得です。
「れる」「られる」はなるべく使わない
原文
会議の中心テーマとされているのは南北国家間の利害調整であり、それが調整されれば、具体策の検討に入ると思われます。
↓
改善例
会議が中心テーマとしているのは南北国家間の利害調整であり、それを調整できれば、具体策の検討に入るでしょう。
もう見事に読みやすくなっています。
そう。こういうことがやりたかったw
こんなのが80項目もあります。
東大の教授が書かれた本なのですが、私のような国語力のものでも、
わかり易い内容でした。
本当に頭の良い方がなせる技。
難しいことを簡単に説明できるのが一番すごいと
タモリさんも言ってましたが、この本はそんな感じです。
今までの、もやっとした文章が、
すっきりしそうな気がしますw
この本を読んだからといって、すぐに文章がうまくなるわけではないのですが、
頑張ってみます。
企画書、報告書、レポートや小論文必ず役に立つ1冊です。