先日の記事からずいぶん間が空いてしまいました。
まさかあんなにもシェアされるなんて大丈夫でしょうか?
こういうマニアックなものはサラッと連続で投稿したほうがいいのですが、なかなか時間が取れずすみません。
ニューバランスはこれで終わり。
また次の記事からいろいろ別のも書いていきます。
今回は私的ランキングにランク外となった愛すべき商品を紹介したいと思います。
2000、2002、1500、1400、577、574、993、998等 思う事を書いて見ます。
まず
574
買いやすいおなじみド定番
皆さんおなじみ574です。 576の普及版と考えていただいて結構です。 もちろんスニーカーとしては履きやすいんですが、オフロードモデルとして開発された部分もあり、履き心地は少し硬い印象です。
普遍的なデザインとスニーカーのアイコンとなった今、履き心地云々より、ジャックパーセルやチャックテイラーと同じ様にクラシックスニーカーの定番という感じではないでしょうか?
これはベトナム製なのですが、いろんな産地によっても若干仕様が異なってきます。
577 (発売1990)
英国紳士
made in UK ニューバランス
同じ5番台でも577になると、別物になります。 577の産地はENGLAND Nマークも上品に小さくなります。 色の良いものが多い。
ニューバランスはいろんな生産地があるのですが、その中でも特に上質な仕上がりなのがUK で作られたものです。モノとしてぜんぜん違う。
UKmadeなのかカラーリングがほんとに素敵。
シルエットはボテッとして可愛いです。 ワイドのボリューム感に関しては、996が細身でその間が1300ぐらい。
履き心地もよいのですが、1300ほどかかとの粘土感はなく、ファッション性が高い。zozotownとかでUKニューバランスが安売りしている時期があるので狙ってみてください。
この国旗は伊達じゃないです。素材の質が違う。
スニーカーのアップの写真ですが、なにか上質な感じ伝わりますでしょうか?
履き心地が1300ぐらい柔らかければもっと大好きになったはずなんですが…
デザインや色だけで言えば一番気に入ってるかもしれません。
998 (発売1993)
固めのおしゃれ番長
かかと神997と4位を迷ったすばらしい998ですが、997よりソールが固いため残念ながらランクインせずです。1993年この靴からABZORBが始まりました。991や1700に見られるようなかかとコツコツ感は不思議とそこまで感じられません。もっと普通な感じにまとまっています。 ただデザイン的にはこの998のほうが好きかもです。
998はヤフーショッピングで偽物を買ってしまったこともあり、安いやつは注意してください。
997より細くなく、アッパーの剛性もしっかりしています。
デザインが好きならおすすめの商品です。
www.youtube.comyoutuberにはほんとに色んな人がいます。
この方スニーカーをカットしてるばかりいるロシア人。
www.youtube.com26万再生ぐらいされているので、ありとあらゆるスニーカーをカットするチャンネルがあれば世界に向けて勝負できるんでは?と思ってしまいました。ロングテールですがスニーカーの構造が知りたい層が確実にいます。
あーもったいないと思いながらABZORBの入り方理解できました。
1400 (発売1994)
優等生 1300を固めにアップデート
これは不思議なモデルで1300のソールを少し固くしてアップデートと言う感じでしょうか?
見てほしいのが足の指先の下辺りのソールの厚み。
1300より分厚い。
つまり1300の頼りないところを完璧にカバーしてきたのが1400という感じです。 実際は1300の前に開発されていたみたいなんですが….
ただ最も残念な部分はソール全体の反発が1300より硬い。
1300に見られるかかとの沈み込みがより直線的に跳ね返ります。コツコツという感じ、そこからつま先に荷重移動にしたがって、程よいバランスです。
ソールのギザギザパターンの激しさを見ると、もしかすると少しオフロードよりを意識したんじゃないのかなーと思います。なので都会のコンクリート・アスファルトの上だと、1300のかかと粘土感のほうが感動して履きやすいと感じます。
少し普通の靴になった感じ。
硬いのは最初は特にですが履いていくうちに馴染みます。
1300ほど頼りない感じはなく、ほんとに優等生です。アッパーもよりしっかりした感じ。
1300の独自のふわふわ感がイマイチな人は1400履くと幸せになれるかもです。
1500 (発売1989)
スタイリング番長
www.instagram.com
スタイリング的にはかなり洗練されています。デザインだけで選ぶとニューバランスの歴史の中でも上位に行くと思います。
先進的なデザインなので90年代の靴だと思われがちですが、発売は古く1989年です。
この辺が見た目と履き心地のギャップを生み出したのかもしれません。
2足持ってましたが両方共履き心地がいいと感じたことはありませんでした。単調というかもう一息味が欲しかった。
かかとの反発が問題なのかもしれません。もうすこし反発にためが欲しかった。
クッションのリターンが直線的に感じる靴です。
あと幅も狭いく少し窮屈に感じます。
ただ細身のスタイリングとカラーリングのデザインが良いものが多く。
今でも大人気です。
993 (発売2009)
ふわふわふわふわソール (B’z風に)
ジョブズにあこがれて992を探したけどどこにも売ってなく、購入したのが993です。
多分992はニューバランスの品番で最も探すのが難しいのではないのでしょうか?
これを購入したときはすでに1700の虜だったので、ABZORB DTSのかかとははじめての体験でした
www.youtube.comこのyoutube見てもらうと分るように、縦の柱がセパレートしてるんです。
柱と柱の間に隙間があるというか…
この辺の技術があとで紹介する、ジェル神 2002へつながっていくような気がします。
多分これが柔らかいと感じた要因。
ジョギングシューズとして履くなら993選ぶでしょう。
全く悪いところのないエリートです。
他のメーカーのハイテクジョギングシューズ履くと同じような仕上がりだと…
かかとコツコツ教団に入信されたい方は991です。
2000 (発売2001)
スニーカーのような革靴 かかとこつこつの向こう側
1700の後継者として発売されました。
アッパーの革がしっかりしてきてスニーカーよいうより革靴を履く感覚。
すごく守られている感があります。
かかとのコツコツ感もあり履いていて楽しい靴なのですが、
1700に比べ全く違うのがこのソール
グレーのあんこみたいな部分見てみてください。
そう完全に外にはみ出している。
かかとから踏み込むと あんこが外へ飛び出すような不思議なホールド感です。
コツムニュっとした感じ。 実際に横にむにゅっと飛び出します。
今まではかかとの内側へ荷重が集中する感じですが、このソールは外に分散する感じ。
履き心地に関しては1700より上かもしれませんが、かかとからの荷重移動がなんか硬い印象があり、アッパーも硬いので残念ながらランクインにはなりませんでした。
ただ独自のはみ出す履き心地は病みつきになります。
リラックスして履くという感じではなく革靴を履く気分。
同じスニーカーでも全く別物です。
ランク外ですが、やっぱりすごい靴です。
2002 (発売2010)
明日マラソン出ろ!と言われたら選ぶ靴 ジェル神
このシューズはMR2002なので この文脈で紹介して良いものか迷ったのですが、せっかくなので入れさせてください。MRはメンズランニングの略でランニング向けに作られた靴です。見ての通りファッションでは玄人以外履きにくい仕上がりになってきてます。 セレクトショップの店員さんがかっこよく履いているのを見かけるので是非参考にしてみてください。
2010年のニューバランス技術の結集した靴なのですが、一言で履き心地を言えば、ジェルの柱に支えられたふわふわソール。N-ERGYという衝撃吸収とエネルギーのリターンを考えた弾性素材です。
アスファルトからの衝撃吸収をしっかり行ってくれるため、ほんとにふわふわした感じで進みます。
かかとから足を地面に下ろすと なんだかねちゃっとした粘着感があります。まさにジェルに足を突っ込む感じ。 そのジェルっぽい柱がたわむためグニュッというずれる感じもあります。それ自体で衝撃を吸収しようとする仕組みなのですが、、、
993の更に進化した感じです。つまりかかとコツコツではなく柔らかい方に進化してます。
一つ苦言をいうと、N-ERGYが柱状で支えるためその隙間にホコリが溜まります。
マラソンに行くなら間違いなくこの靴を選びます。全く疲れないと言って良いでしょう。それだけ別物。
好きな人は間違いなくこの靴の履き心地がナンバーワンと言うでしょう。
ニューバランス山の9合目付近なのですが、
2040はこの上に君臨しています。
履く度に、スポーツカーに乗るぞーというようなワクワクした感じになります。テクノロジーの塊に足を入れる感じ。
それでも8年前の技術。
今の技術を体感しようとすると2040…..
ほんとに厄介だなー2040は….
その他 最新のスニーカーテクノロジーについて
ニューバランスのことばかり書きましたが、2018年スニーカーのテクノロジー各社色々あります。
様々な技術革新で未来を作っていくパフォーマンスラインは、各社試行錯誤しています。コンバースはREACTや技術革新を頑張ってた時代もありましたが最新技術を追うのもうやーめた となって今の状態があります。
Hes Kicksというyoutubeがおすすめで、最新のテクノロジーに触れていました。
www.youtube.com例えば
ADIDAS → Futurecraft 4Dや boost
UNDER ARMER → HOVR
NIKEだと reactや駅伝で有名になった vaporfly 4%
10月のシカゴマラソンで日本歴代最高記録を出した大迫選手もvaporfly 4% です。
特にFuturecraft4Dとvaporfly 4%は試してみたいです。3Dプリンターで出力されるFuturecraft4Dはお値段。
vaporflyは耐久性の問題で普段履きできるような代物ではないんですが….
nike IDでオリジナルのデザインができるようになりましたが、自分の体重もとに足のサイズを入力してadidasにオリジナルの荷重分散したcell構造のソールを整形してもらいオーダーする時代は時間の問題かと思います。
あーこれからのスニーカーテクノロジーますます楽しみですね。
うまく行かなかったテクノロジーも是非。
www.youtube.com最新の技術とデザイン性という部分で見ると
adidasのYeezy Boost 700は履いてみたいです。
After THE HYPE adidas Yeezy Boost 700 Wave Runner PROS CONS – YouTube
ニューバランスを書き出したらえらいことになってしまいました。
お許しください。
長々とお付き合い頂きありがとうございました。
さて…. こんな馬鹿な話は聞き流して、好きっ と思った靴を買ってください。
最後に
New Balance UK工場で一つの靴ができるまでです。こうやってできるんだ…
いろんな方の手が入ってやっと完成するスニーカー。
感慨深いです。
www.youtube.commade in englandの991が出てました。やっぱり色がかっこよい
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