昨日に引き続き今日はカメラのテストです。
まず被写体何がいいかなーと思ったのですが、丁度いいのがいました。 私の仕事部屋にシーサーのように魔除けとして鎮座しているテディタウルスをモデルにしたいと思います。最近5年も前に書いたテディタウルスのブログがバズっており嬉しさ半分、困惑半分であります。
これなら毛の感じまでわかります。
せっかくなので フルサイズのEOS RPも登場です。
標準レンズでの比較 26mm
夜に家のライトだけで撮影してみました。 まあiPhoneのカメラほんとにすごくて室内ライトでも全くノイズない写真が撮れます。
iPhone 11 Pro Max
iPhone 13 Pro
色味に関しては13のほうが見えているものに近いです。 このサイズであればどちらが良いか全く見分けが付きません。
ではこの2枚の写真を拡大して比較してみましょう。
タグの部分のUP
タグのUPです。ピントの合ってる合ってないはあるのですが、Germanyの文字が11のほうが少しノイジーなきがします。 毛並みのディテールも13のほうがしっかり描かれています。
首のあたりの暗い部分の毛並み比較
首の毛並みが影になっているのですが、ここは顕著に差が出ました。11の方は毛並みが潰れてしまっているのに対して、13の方はしっかり毛並みが残っています。
壁背景ボケ具合比較
右手後ろの背景のボケが13のほうがボケています。 これはiPhone 11が26mm F1.8 1/60s iso160に対してiPhone13が26mm F1.5 1/50s iso125
F1.8とF1.5の差とセンサーサイズが大きくなるほど背景はボケやすくなるためセンサーサイズの差だと思います。
正直なところ….夜室内の照明だけで撮影してもここまで拡大しないとわかりません。ポスターサイズにしてみて分かるレベルです。日中の光の量が多いところだともっと差がわからなくなるかと思います。
もっと過酷なテスト ライティング保安球のみ
もっと過酷な条件でないと差が出ないと思い、寝る時につける保安球のみです。つまり真っ暗。テディタウルス自体も肉眼で見えにくい状態です。
肉眼で見えている感じがこれです。
どれぐらい過酷な条件かわかっていただけるかと…..
肉眼でも暗すぎてほぼシルエットしか見えていません
せっかくなので3脚を使って撮影してみました。
iPhone 11 Pro Max ライティング 天井ライトの保安球のみ
まあすごいですね。11 Proでもこんなノイズレスで撮れるんですから。もうカメラメーカーがやってられなくなるのはわかります。
iPhone 13 Pro ライティング 天井ライトの保安球のみ
13Proの方は明らかに暗くても毛並みのディテールを捉えているような気がします。 あと色見も13のほうが変な色かぶりをしていません。
タグの部分のUP
タグを比較してみたのですがこれは微妙
首のあたりの暗い部分の毛並み比較
やはりぬいぐるみの毛並みは13のほうがしっかり出ています。
壁背景ボケ具合比較
背景も13のほうが同じくボケています。背景のノイズ感も13は全くありません。特にジーンズ素材のソファーのノイズ感が13は全くありません。
ポートレートモードの切り抜き 精度について
11の方はタグ右側が背景に馴染んでしまっているのに対して、13の方はタグがきれいに切り抜かれています。 しかし13、頭上部の切り抜きがうまくいってません。これは条件によってかなり左右されるので、少し惜しいですね。何枚撮影しても同じ結果なので、今回のアルゴリズムはこういう傾向が出るのかもしれません。
レンズとセンサーサイズの関係
iPhone 11 Pro | iPhone 13 Pro | |
望遠 | F2 センサーサイズ 1/3.6型 52mm | F2.8 センサーサイズ 1μm (1/3.4型) 77mm |
広角 | F1.8 センサーサイズ 1/2.5型 26mm | F1.5 センサーサイズ 1.9μm(1/1.65型) 26mm |
超広角 | F2.4 センサーサイズ 1/3.8型 14mm | F1.8 センサーサイズ 1μm (1/3.4型) 13mm +マクロ2cm |
広角のみ手ブレ補正 | 広角 センサーシフトOIS(光学式手ブレ補正) | |
望遠 OIS(光学式手ブレ補正) | ||
動画 | 4K 60fps | 4K 60fps (ProRes最大30fps) |
シネマティックモードフルHD 30fps | ||
Dolby Vision、 PeoResフォーマット対応 |
静止画の性能に関しては一番大きく感じたのが望遠が×3倍の 77mmになったこと。 これは屋外だとベストなのですが屋内だと少し大きい感じがします。なので屋内だと以前の×2のほうが使いやすいと思う方も多いかと思いました。 今回実験したのは特に1.9μm(1/1.65型)と大きくなった広角レンズセンサーを集中的に実験してます。望遠超広角もセンサー大きくなってます。
後注意が必要なのが話題の被写界深度が主役に追従する動画シネマティックモード。 これまだ4Kは撮れません。 普段4Kで撮影している人にとってシネマティックモードのみフルHDなのは少し残念な感じです。
フルサイズカメラ(EOS RP)で撮影してみました。
なんぼのもんじゃい canon EOS RP フルサイズセンサーです。 24-70mmのcanon F2.8 Lレンズ
それなりにお値段するカメラとレンズなのでボケ感は美しいです。
F2.8あたりなのでもっとF値を上げると後ろの毛並みまでピントが合ってきます。
毛並みのディテールや ボケ感もやはり美しい。 まだまだなんとか一眼レフの面目はありますが、iPhoneといいますか. スマホカメラすごすぎです。
ライティング 天井ライトの保安球のみ
当たり前ですがフルサイズなら保安球だけでも三脚さえあればノイズレスで撮影できます。 当然F値をもっと大きくして シャッタースピードを遅く もしくはiso感度を上げれば 後ろまでボケない撮影が可能になります。
撮影してみて
さていかがでしたでしょうか? センサーサイズが上がった!というiPhone 13Proなのですが、静止画カメラの標準レンズの部分での性能はiPhone 11 Proでも十分です。 A4サイズぐらいのプリントだとあまり見分けつかないと思います。 11より見たままの色味で撮影できるのが13Proなのですが、プロ向け仕様にするためにあえて誇張する着色をしていないのかもしれません。
昔のスマホは光量が暗くなるとノイズだらけなのですが、iPhone11 より豆電球1個ぐらいの照明でもノイズレスで撮影できる時代に来ています。
静止画の性能だけを求めるならiPhone13Proはそこまで飛躍的に向上しているわけではさそうです。 ただしセンサーサイズがアップした事によるボケ感や毛並みのディテールの違いはたしかにありました。
あとは動画性能がどうか?ということなのですが、youtuberの方が動画性能をレビューしていただけると思いますので、是非そちらも参考にしてください。
ざっと確認してみたところ、iPhone11Proの4K動画はきれいなのですが、まだスマホ感があったんですが、13Proの4K動画は粒子感がなくなり、ちょっとびっくりしました。スマホの4Kとは分からないレベルにまで来ています。 静止画より動画のほうが向上を感じるかと思いました。
中古市場でおすすめの機種は
いろんな考え方があるため、昨日書かせていただいたAppleの純正保証を使いながらサブスクリプションのようにiPhoneを乗り換えていく、iPhone祭りに参加しなくても、もちろん正しい判断です。バッテリーだけ交換しながらずっと使う考え方もありです。そこでこのタイミングでの中古市場においてベストバイな機種を考えたいと思います。
今回のiPhone 13の話題のシネマティックモードは動画撮影が楽しくなりますが、4Kに対応してません。 今回の画像比較によってそこまで静止画の性能差は見違えるほどではないため、室内だと望遠も2倍のほうが便利ですし、また11から暗所に撮影が飛躍的に向上し、バッテリーの持ちが伸びました。12はまだ前モデルなのでお値段が高い。 そうすると総合的に考えて、中古市場でベストバイなiPhoneは iPhone 11 Proではないでしょうか? 望遠が必要ない人はiPhone11もおすすめです。 多分iPhone 11ProはiPhone8のように名機として語られると思います。
ひとまず、購入二日目でのレポートなので、是非迷われている方の一意見としてご参考にしていただければありがたいです。
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