今日もたまに登場するラジコンの話です。
ただ今日ご紹介する車はちょっと特殊なのである程度ラジコン経験者向けに書かせていただきます。
雑記ブログに書くのはかなりカルトな内容ですがご了承ください。
小さいサイズですが子供向けのラジコンではない内容です。
オフロードラジコンとオンロードラジコンがあるのですが今回紹介したいのはオフロード(土の上でも走れる)ラジコンの方になります。
最近は友人たちと谷田部アリーナにいってオフロードやタミヤグランプリのレギュレーションに合わせた(車速を落とした)ツーリング(オンロード)を走らせているのですが、完全にオフロードトラックにハマっています。その悪い友達たちの影響でどんどんラジコン台数が増えているのですが、友人たちの車種も走らせているので短時間で一気にラジコン特性が分かってきました。
オフロードサーキットで走らせているのはハイエンドマシンの呼ばれるこの2種類
左が yokomoのYZ2 cal2 バギー (2WD)
右が yokomoのYZ2T トラック (2WD)
特にこの右のトラックにハマってるわけです。
オフロードと言っても谷田部アリーナはカーペット路面なのでかなりハイグリップな状態になり、4WDよりも2WDのほうが速く走ります。 4WDだとフロントが引っかかる感じ…. この上の2種類とも2WD(後輪駆動)です。カーペット路面 オフロードという状況では2WDで遊ぶのがほんとに楽しくなります。
私は特にガチでやっていない、にわかのRCファンなのですが、現在のオフロードシーンは土のサーキットなのかカーペットのサーキットなのかで全く車体のセッティングが変わってしまう状況にあります。
この2車種一見大きさが違うように思いますが、車体(シャーシ)はほぼ同じ このようにホイールベースもほぼ同じです。
トラックを購入するまではYZ2T(右側のトラック)はYZ2(左のバギー)のシャーシに大きいタイヤが付いてるだけじゃんと思っていたのですが、買ってみて走らせて全く認識が間違ってました。
それはサスアームの長さ サスアームとはシャーシからタイヤまで伸びる板状のパーツと思ってください。
後ろも
右のトラック設計として、サスアームが長い タイヤが大きいこの2点があげられます。
この単純な2点の違いですが…走行性能にものすごく影響します。
なんというか…..
バギーに比べて走行性能が極端に安定してるんです。
ゆるくオフロードを楽しもうとしている私にとってトラックは最適の車でした。
オンロードで言うと入門機TT02に対して中級機TB05やTA07の関係がそう。入門用に比べて中級機はサスアームが長いです。
このサスアームの長さがキーとなり凹凸の越え方もテコの原理により働きがシルキーと言うか、気持ちいい。 バギーの凹凸の激しいサーキットをコトコトクルージングしてる感じ。さらにびっくりするような直進安定性です。初心者にこそトラックは優しく挙動してくれます。
タイヤ経も大きくなり、クッションになるのか多少ぶつかっても壊れません。
バギーのYZ2に比べタイヤが太い分多少アンダー(曲がらない)傾向になりますがプロポの設定でキレ角を100%以上にすることでyz2と遜色なく曲がるようになります。
めっちゃ下手くそですがインスタに上げてたちょっと走ってる感じです。
goproが出してるQuikというソフトで簡単に音付きムービーが作れます。
ジャンプ飛べてないですがこの後飛べるようになってます。(言い訳)
アメリカでは不思議とこのトラックと言うジャンルがすごく流行ってるんです。
日本ではそんなになのに…..
この前紹介したRyan Harrisさんもトラックのほうがバギーより面白いじゃねえの的な動画をあげられてました。同感です。
ちょっと脱線しますが、せっかくなので
海外youtubeの効果的な使い方tips。
画面右下の 保存の右側の「・・・」マークから文字起こしを開くで 口語が英語のテキストになります。
英語の文章を見ながら聞くと英語の勉強になります。youtubeの効果的な使い方なので是非やってみてください。興味ある分野の海外youtuberが英語の教材になります。
多分もうすぐ自動音声翻訳が出てくると思うのでもう恐ろしいですね。
さて….
サーキットはこのyokomoのYZ2Tがあればもう最高。 ただし高い。
公園などでももっと気軽に遊べるようなトラックがないか探していました。
それが今回紹介する TRUGGY(トラギー) EMB-Tです。
そもそもトラギーって何?という部分なのですが、バギーとトラックの中間といいますか、良いところどりをしたような車です。 トラックになかったリアウウィングがしっかりあるタイヤの大きいバギーという感じでしょうか。
yokomoさんのトラックと違いこちらは4WDです。公園の乾いた土でも遊びやすいです。
RTRという完成品なので購入するとこんな感じで届きます
完成した車 スペアの透明ボディー プロポ バッテリー+充電器
サイズも1/14
1/10トラックに比べてこんなに小さいです。
ただこの小さなEMB-T 右のハイエンドトラックと全く遜色ありません。
シャーシもアルミシャーシ。
足回りもプラスチックパーツもハイエンドと遜色なし
フロントはユニバーサルシャフトです。
ダンパーも1/10の遜色なしの高精度な物がついています。ダンパーステーもアルミ。
それもyokomoさんのダンパーぐらい性能いいです。
ステアリング周りも一部アルミパーツが入ってます。
4500KVのブラシレスモーター
11.1Vまでに対応したホビーウィング社製のアンプ
7.4vでも持て余してるのに11.1vなんてつけたら飛んでいきます。
この前中国でテスラモータースの車が燃えましたが、このアンプのメーカーの方の所有の車でした。燃えた車の持ち主がラジコンメーカーって皮肉です。
壊れにくいフニャフニャのプラスチックウィング
バギーだとポリカ製ウィングですぐぼろぼろになるのですがトラギーはこのような柔らかい樹脂製ウィング耐久性もあります。
突発的な力からギアを守るスリッパークラッチまでついています。
タミヤ製の車ならシム等でシャーシのガタを取っていきますが、加工精度が素晴らしくyokomoさんのハイエンドマシンと遜色ありません。
リアタイヤも内側にしっかりトーインされています。フロントのトーイントーアウトも自由自在。 キャンバーも自由自在に変更可能です。
サスアームの下がり具合をコントロールするためのリバンウンド調整機能までついています。タイヤ系も大きくリバンドのストロークも取れることから半端ない走破性です。
リバウンドストロークもここまであります。
1/10と同じ六角ハブなので1/10のタイヤなら何でも付きます
プロポも FHSSの2.4接続
ステアリングの舵角(曲がる角度)を変更できるような ST.D/A ステアリング デュアルレートもついています。速すぎるのでスロットルを減速できるつまみをつけてほしかった…
この仕様のRTR(完成済みラジコン) 走らないわけがない…..
昔yokomoさんからランドジャンパーというラジコンが出されていたんですが、挙動はほぼあのような感じ。もう廃盤になってしまったランドジャンパーがトラギーにアップデートされたファンにはたまらない商品。
ただこの商品は速すぎるためお子様と言うよりはラジコンを知ってる方向け。
ハイエンドバギーを小さく持ち歩けるとお考えください。
ブラシレスモーター 4500kv というと7.5ターンから6.5ターンぐらいのブラシレス性能になります。
凄まじく速いクルマということです。
購入に関しては
香港のrcMartで買って3日ぐらいで到着します。
LC RACING 1/14 4WD Mini Brushless Truggy RTR #EMB-TGH,
送料は40ドルぐらいかかるのですが、ミニハイエンドがRTRで1万円台です。(送料別)この価格で手に入るのは驚き。
パーツなどは
でAliexpressより送料格安で購入できます。
RC martでも可能
例えば一番折れるサスアームセットはフロントリア4本セットで4.9ドル 日本への送料3.29ドルです。7−30日間必要ですが… air指定だと3日で到着で送料24.75ドルです。
日本製に比べて時間はかかりますが、パーツが安いのでそんなにコストがかからないかと思います。
走ってる感じは是非この動画ご覧ください。
強いて言えば YZ2Tのようにサスアームがもう少し長いものを用意してくれればLosi mini 8 truggy のようになるのですが、かなり走ると思いますが….価格が高い…
現状のEMB-Tの状態でもアスファルトのオンロードを走らせてもハイサイド(グリップが効きすぎてコーナーで横に転ぶこと)しないので十分かと思います。 上の動画はカーペットなので更にハイグリップでコケてますが….
一つ確実に変更したほうが良いのは
ついているバッテリーがバナナプラブのニッケル水素1100mAhなので
15分程度しか遊べません。
1100mAhで15分も遊べるのは1/10のブラシレスモーターの消費電力から比べると脅威ですが、それだけこれについているモーターが小さくエコ運転ということです。
ここは変更したほうが良いです。
おすすめはディーンズコネクターもしくはXT60コネクターに変更して
2200mAhのリポを用意すると最強です。
これで30分ぐらい走れます。8.5ターンのブラシレススピードで30分って凄いと思います。もちろん出力100%出しっぱなしではないですが、公園だとそんな感じ。
家ではこれを購入して コネクタを ディーンズコネクターに変更しています。
充電は必ずリポバッテリー用の充電器を使用してください。
Aliexpressでのリポバッテリーは玉石混交ですが、おすすめはこれ
コネクタもティーンズを選べるので便利です。
火災の恐れもあるため充電は必ずリポバックに入れて行ってください。
アンプ側もディーンズコネクターに変更して
これでOK
(はんだ付けプラスマイナス間違わないように)
RTR買ったまま バッテリーだけ変更でもうそれ以上はいりません。それだけでハイエンドミニトラギーです。
そんな感じでトラックやトラギーにはまって、タミヤさんのもヤフオクに出物があり買ってみました。塗装はし直しています。
これアクロショット タミヤさんの1/10 2WD トラックです。
2WDのDT-03というシャーシをベースにしたトラックです。DT03Tという品番なのですが、YZ2Tのようにトラック用にオリジナルパーツでサスアーム長くしてくれれば完璧だったのですが、DT03とサスアーム長さは変わりません。 フロントのホイルのオフセットで調整している感じです。
タイヤだけブリッツァービートルのものに変更済みで、タイヤが太くなり2WDでも公園乾いた土で巻きにくい楽しい車です。 2WDは公園遊び苦手ですが、この車種はおすすめします。DT03はほんとに壊れるところがありません。DT03を購入されるならアクロショットが穴です。
追記
DT03は標準状態では曲がりにくい車ですが、ハイトルクサーボセイバーをつけることで舵角(フロントタイヤの切れる角度)が上がり曲がる車になります。
今回紹介したこの1/14 トラギーというジャンル
日本のメーカーが作ってくれていたらそれを買ったんですがどこにもない。
ミニッツバギーだと小さすぎる、1/10だと大きすぎると考えられている方で小さくても性能は妥協したくないと考えられている方
LC RacingのEMBシリーズ是非ご検討してください。 今回はトラギーを紹介しましたがバギーやショートコーストラック等いろんなEMBシリーズがあります。パーツ供給も当分大丈夫かと….。とにかく壊れにくい。
香港or 中国の深圳(Shenzhen)の会社かと思います。
中華圏のものづくりのクオリティーは「馬鹿にできなくなってきました。」という言葉さえ古い…
先日同じく深圳(Shenzhen)のドローンで有名なDJIが発表したRoboMasterS1は驚異的すぎて あれをいまの日本のメーカーが開発できるなんて思いません。技術力とクリエイティビティーでももう完全に負けてるような….. 優秀な人も日本にはたくさんいるはずなのに、組織としてのスピード感が違いすぎてほんとニッポンのジレンマです。
www.youtube.comもし 3台だけにラジコンを絞りなさいと言われるとyokomo のYZ2T タミグラ仕様のツーリングカーTB05 そしてLC Racing EMB-Tを選ぶでしょう。
タミヤさんとかが壊れない1/14トラック(ちゃんとサスアームが長い)で公園でも遊べる良い速度領域のもの作ってくれればなーと思いつつ、昔タムテックギアがありましたが小さいのは日本では流行らないのかなーと思ったりもします。
正直これは子供には速すぎる代物です。
子供にはやっぱり タミヤさんのTT02(オンロード) TT02B(オフロード)がおすすめです。 タミヤさんは価格を上げずにイコール性能でレースを楽しめるように考えていただいている素晴らしい企業です。
なので今日取り上げたLC Racingとは全く別のベクトルでラジコン文化の広がりに注意を向けられているので、どっちが良い悪いではないのですが….
とにかく楽しい車があればそのカテゴリーは流行ると思うので、日本にもトラックやトラギーが盛り上がればと書いてみました。その前に根本的なラジコンが盛り上がって欲しいのですが…..
1/14という小さくなって逆に走破性を上げるというトラックやトラギーという考え方あり何ではないでしょうか?
いろんな方に読んでいただいている雑記ブログでこうやってラジコンのこと書くのは一人でも多くの方にラジコンに興味持ってもらえたらという感じです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。